4.0
50年間の多彩なコレクション
郷土作家から明治以降の日本画、具体などの現代美術、クレーやビカソなどの海外の有名作家まで、50年間の立派なコレクションです。
ただ、展示物、作家について、ほとんど説明がありません。
例えば石垣のリンカーンの絵が、どんな時代背景で描かれたのか、なぜ所蔵、展示する意義があるのか、来館者への説明責任があると思うのです。もっと観客にわかりやすい展示であることを望みます。
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和歌山県立近代美術館は、1963年和歌山城内に開館した和歌山県立美術館を前身として、1970年和歌山県民文化会館1階に開館しました。
「近代」を冠した国公立の美術館としては、日本で5番目の館となります。同会館で23年間の活動を続けたのち、1994年に現在の場所へ新築移転し、今年開館50年を迎えました。
それを記念して開催する本展は、和歌山県立美術館時代に収蔵した作品83点を引き継ぎ、その後半世紀にわたる活動のなかで、約13000点の作品を収蔵するまでになった和歌山県立近代美術館のコレクションの歩みを、選りすぐりの作品を通してたどります。
和歌山県立近代美術館のコレクションは、郷土の美術家を掘り起こすことから始まり、関西から日本、さらに世界へと目を広げるとともに、版画という専門分野の開拓から世界的なコンクールとなった和歌山版画ビエンナーレ展の開催を含め、地域を基礎とする活動を継続するなかで形づくられました。
そして会期後半からは「美術館を展示する 和歌山県立近代美術館のサステイナビリティ」を開催し、作品収集にとどまらない美術館活動を振り返ります。
展覧会、教育普及など、幅広くもそれぞれが関連した多面的な美術館活動と、それらを支える地域とのつながりにも目を向け、これからの50年、さらに100年を見据えた美術館を考えるための機会とします。
会期 |
2020年9月19日(土)~2020年12月20日(日)
|
---|---|
会場 |
和歌山県立近代美術館
![]() |
展示室 | 和歌山県立近代美術館 1 階展示室 |
住所 | 和歌山県和歌山市吹上1-4-14 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 ※9月21日、11月23日は開館し、9月23日、11月24日休館 |
観覧料 | 一般 520円(410円) 大学生 300円(260円)
|
TEL | 073-436-8690 |
URL | https://www.momaw.jp/ |
4.0
郷土作家から明治以降の日本画、具体などの現代美術、クレーやビカソなどの海外の有名作家まで、50年間の立派なコレクションです。
ただ、展示物、作家について、ほとんど説明がありません。
例えば石垣のリンカーンの絵が、どんな時代背景で描かれたのか、なぜ所蔵、展示する意義があるのか、来館者への説明責任があると思うのです。もっと観客にわかりやすい展示であることを望みます。
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