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大原治雄 写真展
テレビでこの展覧会のことを知り、植田正治の作品と通じるものを感じました。
当時のブラジル移民の記録写真としても興味深いですが、大原氏の家族へのやさしいまなざしが感じられる心温まる作品でした。
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ブラジルに移民し、農園を経営しながらアマチュアカメラマンとして写真を撮り続けていた大原治雄(1909−1999)。
大原は、家族や仲間と切り拓き、育て上げた広大な農場で働く日常風景、そして愛する家族の姿を写し撮りました。
日本初となる本展では、ブラジル屈指の写真アーカイブス「モレイラ・サーレス財団」のコレクションから約180点を展示します。
◆ 大原 治雄(オオハラ ハルオ Haruo Ohara) プロフィール
1909年11月、高知県吾川郡三瀬村(現・いの町)に農家の長男として生まれる。1927年、17歳で家族と移民としてブラジルに渡り、はじめサンパウロ州のコーヒー農園で働いた後、1933年、パラナ州ロンドリーナへの最初の開拓団として入植。1938年に小型カメラを手に入れ、コーヒーや果樹栽培の農作業の合間に趣味で撮影をはじめる。独自に研究を重ねながら技術を習得し、次第にカメラに没頭。1951年にはロンドリーナ市街地に生活を移し、「フォトシネクラブ・バンデイランチ」(サンパウロ)に入会。農業経営の一方、60年代後半まで国内外のサロンに積極的に参加。当時は無名のアマチュア写真家だったが、1970年代はじめから徐々に知られるようになり、地元新聞などで紹介される。1998年、「ロンドリーナ国際フェスティバル」および「第2回クリチバ市国際写真ビエンナーレ」で、初の個展「Olhares(眼差し)」展が開催され、大きな反響を呼ぶ。1999年5月、家族に見守られながらロンドリーナで永眠。享年89。2008年、日本人ブラジル移民100周年の機会に、遺族により写真と資料の一式が、ブラジル屈指の写真史料アーカイヴズであるモレイラ・サーレス財団に寄贈された。
会期 | 2016年6月18日(土)~2016年7月18日(月・祝) |
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会場 | 市立伊丹ミュージアム Google Map |
住所 | 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 700(600)円 大高生 350(250)円 中小生 150(100)円
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TEL | 072-772-5959 |
URL | https://itami-im.jp/ |
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テレビでこの展覧会のことを知り、植田正治の作品と通じるものを感じました。
当時のブラジル移民の記録写真としても興味深いですが、大原氏の家族へのやさしいまなざしが感じられる心温まる作品でした。
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