この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
国際芸術センター青森 [ACAC]では、開館より芸術家の滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業)を中心としたプログラムを行ってきました。
その中で、現代のアーティストたちがそれぞれの地域特性に関心を寄せながらリサーチや作品制作に取り組む姿に数多く接してきました。そしてそれは単に地域的差異を取り上げて物珍しがるのではなく、そうした特色を生み出した歴史や背景への理解を深めることで、普遍につながる価値を見出そうとする試みでもありました。
2016年の夏AIRでは、地域的特色に立脚しながらも、普遍的な眼差しをもつ作品を制作する二人の日本人アーティストを招へいします。アーティストは地域資源のリサーチを行いながら滞在制作、作品展示を行います。
◆ 上村洋一 KAMIMURA Yoichi
風景の知覚のバリエーションに関心を持ち、フィールドレコーディングによる音や作曲家の音や楽譜を素材にインスタレーションや平面作品を制作している。
1982 千葉県生まれ
2010 東京芸術大学大学院美術研究科修了
[個展]
2015 「grandmother, prologue」Space Wunderkammer, 東京
2011 「CRITERIUM82」水戸芸術館, 茨城
[主なグループ展]
2014「Identity X--fusion of memory, memory for the future」nichido contemporary art, 東京
2012「TRANS ARTS TOKYO」旧電気大学, 東京
2012「甑アートプロジェクト」甑島, 鹿児島
2011「G-Tokyo 2011」森アーツセンター, 東京
◆ 千葉奈穂子 CHIBA Naoko
大学で絵画を学んだ後、写真古典技法の一つであるサイアノタイプを独学で習得し、日本の手漉き和紙にプリントする手法で作品を制作。岩手にある家族の家を生涯撮影するライフワーク作品「父の家」をはじめ、土地の歴史や風土を取材し、微かな記憶を定着させるようにサイアノタイプでプリントしている。また、東北に暮らす人々の思いや風土をつづる作品など、写真のほか立体、映像等を用いた作品を発表している。
1972 岩手県生まれ
1997 岩手大学大学院教育学研究科美術教育専修絵画専攻修了
1999 ICPA現代アート研究所(前橋)修了
主な個展
2011 「太陽がいっぱい!千葉奈穂子写真展」鶴岡アートフォーラム、山形
2013 「N.E.blood 21 Vol.46 千葉奈穂子展」リアス・アーク美術館、宮城
主なグループ展
2006 「VOCA展2006 現代美術の展望―新しい平面の作家たち―」上野の森美術館、東京
2007 「MOTアニュアル2007―等身大の約束―」東京都現代美術館、東京
2011 「'70,'80年代生まれの美術家たち/いまIMAここで展」岩手県立美術館、岩手
2011 「Eclats de Photographie」アドリアン・メンティエン美術館、ブリ市、フランス
2012 「会津・漆の芸術祭2012―地の記憶・未来へ―」会津若松市内、福島
2015 「ほくほく東北 アートでつなぐ、対話が芽吹く」はじまりの美術館、福島
2015 「精神の<北>へ ―Spirit of North― vol.4,vol.5」東京、福島
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年7月30日(土)~2016年9月11日(日)
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会場 | 国際芸術センター青森 Google Map |
住所 | 青森県青森市合子沢字山崎152-6 |
時間 |
10:00~18:00
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休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 入場無料 |
TEL | 017-764-5200 |
URL | http://www.acac-aomori.jp/ |
国際芸術センター青森の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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