私のマル 小野田實展

姫路市立美術館

  • 開催期間:2021年4月10日(土)~2021年6月20日(日)
  • クリップ数:3 件
  • 感想・評価:1 件
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-1
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-2
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-3
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-4
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-5
《作品 64-Ⅴ》1964年 兵庫県立美術館蔵 ©2021 ONODA Minoru
《WORK 01-jan1》2001年 個人蔵 ©2021 ONODA Minoru
《WORK 85-W》1985年 個人蔵 ©2021 ONODA Minoru
《WORK 79-Blue47》1979年 個人蔵 ©2021 ONODA Minoru
《作品 70-11》1970年 兵庫県立美術館蔵 ©2021 ONODA Minoru
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-1
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-1
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-1
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-1
私のマル 小野田實展 姫路市立美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

小野田實は国際的にも再評価が高まる具体美術協会の会員として知られ、日本の戦後美術を語る上で重要な前衛画家の一人です。

1937年に満州に生まれ、終戦の前年に姫路に移った小野田は、2008年に生涯を閉じるまで、姫路を拠点に制作を続けました。とりわけ注目されているのは、吉原治良率いる戦後日本の前衛アーティスト集団「具体美術協会」での活躍です。

1965年から1972年の解散まで同協会に属し出品を重ねた小野田は、具体美術協会の海外での再評価のうねりの中で独自の存在感を示しました。しかし、小野田實の画業における7年間の具体時代は一時期にすぎません。初期から最晩年までその根底にある哲学的思考は一貫し、小野田は独自の造形言語による揺るぎない創造活動を生涯連綿と続けたのです。

小野田は活動拠点である姫路においても重要な足跡を残しています。ローカルな活動は、地域に現代アートの萌芽を促し既成の価値観を転換するものでした。地域に根を張ったゆるぎない活動姿勢に裏付けられ、小野田から発せられる個の表現は地域を超えて限りなく世界へ波及してゆく強度を備えました。ミクロな個としての極めて個人的な観念を世界共通言語に変換する造形言語が小野田實の「私のマル」であり、ボーダレスな概念を社会に突きつけるものでした。

このたびの展覧会では、初期から最晩年までの画業を網羅する作品群から成る過去最大規模の回顧展の実現により、今なお雄弁な小野田の「私のマル」を世界に発信します。

◆ 小野田實 (ONODA Minoru)
1937(昭和12年)~ 2008(平成20年)
旧満州(現中国吉林省)に小野田潔の長男として生まれる。潔は警察署長で、満州写真作家協会に所属する写真家でもあった。中学校在学中より姫路市美術展に出品し入選を重ねる。昭和31年から34年まで、大阪市立美術館附設美術研究所に学ぶ。また昭和33年より大阪美術学校デザイン科にも通い始める。同じ年、二紀展に出品しはじめ昭和53年まで同会に所属。初期には具象的な作品を描いていたが、昭和36年に「繁殖絵画論」を発表(「姫路美術」創刊号)。この頃から前衛的な非具象に転換する。昭和40年具体美術協会会員となり第16回以降連続して出品を続ける。その初期から「姫路アンデパンダン展」を組織するなど前衛的な視野のもとに活動を続け、「ネオ・アート展」を主宰し姫路を拠点に発表を続けた。60年代から70年代にかけての、滑らかな起伏を持った画面に、鮮やかな色彩による多数のマルを描いた純粋造形作品が有名であるが、その後もマルをモティーフに様々な展開を見せた。立体作品も手がけている。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2021年4月10日(土)~2021年6月20日(日)
会場 姫路市立美術館 Google Map
展示室企画展示室
住所 兵庫県姫路市本町68-25
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
5月6日(木)
※ただし5月3日は開館
観覧料 一般 800円(600円)
大学・高校生 600円(400円)
中学・小学生 200円(100円)
  • ※( )内は20人以上の団体料金
TEL079-222-2288
URLhttps://www.city.himeji.lg.jp/art/

姫路市立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

姫路市立美術館 姫路市立美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

小野田實×ASA-CHANG&巡礼

「小野田實展·私のマル」会期中の催し、ASA-CHANG&巡礼 音楽ライブに行って来ました。
小野田實さんの作品映像とASA-CHANG&巡礼の音楽、 貴重で、最高の組み合わせでした。ライブの映像を残しておいて欲しいです。
申込多数の中、運良く当選。
企画してくださった姫路市立美術館と小野田實展関係者の方々に感謝します。

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《作品 64-Ⅴ》1964年 兵庫県立美術館蔵 ©2021 ONODA Minoru

《WORK 01-jan1》2001年 個人蔵 ©2021 ONODA Minoru

《WORK 85-W》1985年 個人蔵 ©2021 ONODA Minoru

《WORK 79-Blue47》1979年 個人蔵 ©2021 ONODA Minoru

《作品 70-11》1970年 兵庫県立美術館蔵 ©2021 ONODA Minoru

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