3.0
物語としての建築とは、言い得て妙。
建築展はいろいろあるけど、ちょっと見せ方が面白かった。
若山滋さんのコーナーでは、写真が一枚もなく、真っ白な建築模型と、本人のコメントだけで構成される展示は、言葉に思いを巡らせ、模型から想像を広がらせて見ていく感じで、不思議な感じでした。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 312 の美術館・博物館と 569 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
若山滋は、建築家であり、文筆家であり、研究家でもある。若山の思考領域は、建築・都市・文化・風土・文学・歴史など多岐にわたるが、よく読み込めばその全体が織りなす精妙な論理宇宙が、そして人間とは何かという問いかけが、姿を現す。
曰く、―建築は、様式に従ってでもなく、機能に従ってでもなく、物語とともにつくられるのだ、という考えが蓄積された。そこに隠された物語によってこそ「建物」は「建築」となるのだ。モダニズムもまた、ひとつの物語であったのではないかー
若山は、名古屋工業大学において長いあいだ学生たちの教育と指導にたずさわってきた。本展では、若山の手がけた建築作品からその思考の全体像を紹介するとともに、現在建築界で活躍する弟子たちの作品を展示する。
若山が設計した美術館全体に、模型、図面、文章、映像などを視覚的に展開することで、一人の人間の思考が時代を超えて受け継がれていく「物語」を表現する。
会期 |
2020年9月19日(土)~2020年11月23日(月・祝)
|
---|---|
会場 |
清須市はるひ美術館
![]() |
住所 | 愛知県清須市春日夢の森1 |
時間 |
10:00~19:00
(最終入場時間 18:30)
|
休館日 |
月曜日 ※祝日の場合は開館、翌平日が休館 |
観覧料 | 一般 500円(450円) 中学生以下 無料
|
TEL | 052-401-3881 |
URL | http://www.museum-kiyosu.jp/ |
3.0
建築展はいろいろあるけど、ちょっと見せ方が面白かった。
若山滋さんのコーナーでは、写真が一枚もなく、真っ白な建築模型と、本人のコメントだけで構成される展示は、言葉に思いを巡らせ、模型から想像を広がらせて見ていく感じで、不思議な感じでした。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
愛知県で開催中の展覧会
《 不二の一文字堂 》 © 新建築社
《 高萩市立図書館 》 © 新建築社
《 名工大正門模型 》 © 若山滋研究室
《 名工大正門 》 © 若山滋研究室