5.0
兵馬俑♪
初めて生で見た兵馬俑は大迫力でした。
中国史についてもっと詳しく知りたくなりました。
国際美術館も初めて言ったのですが、地下に展示室があり、珍しかったです。
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前221年、秦の国王・嬴政(えいせい)は、戦国の乱世を勝ち抜いて天下統一を果たし、始皇帝を名乗りました。始皇帝は生前から自身の陵園の造営に着手し、その巨大な陵墓のほど近くに埋められた約8000体の陶製の兵士や馬 - 兵馬俑 - は、20世紀最大の考古学的発見ともいわれています。
本展では、最新の発掘成果を取り入れながら、秦王朝と始皇帝にまつわる重要かつ多彩な文物を一堂に紹介します。西方の小国であった秦は、かつて黄河流域を中心に一大勢力を誇った西周王朝とどのような関係にあったのでしょうか。また近年明らかになりつつある秦の帝都と陵園の実像とはどのようなものでしょうか。
そして始皇帝は兵馬俑に何を託したのでしょう。約120件の展示品を通して、知られざる秦王朝と始皇帝の実像に迫ります。
◆第一章 秦王朝の軌跡 - 周辺の小国から巨大帝国へ
秦は、かつて黄河流域を中心に一大勢力を誇った西周王朝に帰属する小国でした。その秦の遺跡からは、西周王朝のものと近似した装飾品や、儀礼の道具が出土しています。
これにより、秦が多分に西周王朝を意識していたことがうかがえるわけですが、そこには西周の次に天下を治めるのは自分たちであるとの意気込みが見え隠れします。
◆第二章 始皇帝の実像 - 発掘された帝都と陵園
始皇帝の生前の住まいである咸陽(かんよう)宮殿と、いわば死後の住まいである陵園から出土した建材を通して、始皇帝時代の実像に迫ります。
◆第三章 始皇帝が夢見た「永遠の世界」 - 兵馬俑と銅車馬
兵馬俑の傑出した写実性は、始皇帝が死後も皇帝として永遠に世界を支配しようとしていたことを物語ります。また、実物の2分の1ほどの大きさで作られた銅車馬は、始皇帝の霊魂の行く末を暗示します。
会期 | 2016年7月5日(火)~2016年10月2日(日) |
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会場 | 国立国際美術館 Google Map |
住所 | 大阪府大阪市北区中之島4-2-55 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 ※ただし、7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 大学生 1,200円(1,000円) 高校生 600円(500円)
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TEL | 06-6447-4680 (代) |
URL | http://heibayou.jp/ |
5.0
初めて生で見た兵馬俑は大迫力でした。
中国史についてもっと詳しく知りたくなりました。
国際美術館も初めて言ったのですが、地下に展示室があり、珍しかったです。
4.0
この展覧会のメインとなる将軍や歩兵などの兵馬俑は想像してたよりも大きくて、その自然な姿勢と豊かな表情は今も息づいてるようです。それにしても2千年も前の陶製の俑が壊れることなく完全な形で今の時代まで残ってることに奇跡を感じます。また今回の展覧会で西域の小国であった秦が中国を統一するまでと始皇帝が行った貨幣や単位などの改革も知ることができました。展示の最後にはレプリカの俑が並べられた撮影コーナーもあって充実した内容の展覧会です。
4.0
最初は「秦王朝の軌跡」として秦の変遷の説明と初期の銘文を刻んだ青銅製の鐘や平たく加工された玉の表面に透かし彫りのような(光の反射で見ないとわからない)幾何学模様が施された首飾り、弩や戟の武器などが展示されてます。次の「始皇帝の実像」では貨幣統一や度量衡に使われた銅銭の鋳型と秤や重り、陶器で作られた取水口や水道管などが始皇帝の業績として展示されていて、その中の木簡を封印するための「封泥」という方法をはじめて知りました。ヨーロッパのように蝋ではなく泥を固めて封印します。日本では平安時代に松脂が使われてたように思うのですが…。ここで秦王朝と始皇帝についてのお勉強の時間は終って、ようやくメインとなる「始皇帝が夢見た永遠の世界」です。先ずは照明を落とした展示室に見事な作りの四頭立ての銅馬車(二台)がライトアップされていてとても幻想的な雰囲気でした。一転して明るい展示室には将軍俑をはじめとする十体の兵馬俑が等間隔に一体ずつ並べてあって、手を伸ばせば届くほどの近さで観ることができ実物大の大きさに圧倒されます。どれも映画ハムナプトラのように呪文を唱えれば動き出しそうなリアリティ溢れるものです。これらの兵馬俑が二千年も前に作られ、今も八千体が現存していることの奇跡に驚かされました。
平日の開館直後だったのでそれほど混み合うこともなく約1時間30分かけてゆっくり観賞しました。六十体の兵馬俑を両側に並べた撮影コーナーもあって記念撮影もできます。でも動画は禁止で私は係りの方に注意されてしまいました。
5.0
8000体ともいわれる兵馬俑は等身大ですべて表情や構えが異なり、靴底の滑り止めや官職毎の装束など細部までリアルに表現されていて、紀元前にこれ程の規模の兵馬俑を造らせた始皇帝の権力と当時の技術力の高さに驚かされました。
兵馬俑の見せ方も工夫されていて、陵墓を守るために地下に埋葬された兵馬俑の軍団が立ち並ぶ様はとても壮観でした。
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