この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
近代以前から美術においてパトロン(支援者)とコレクター(収集家)の役割は欠かせません。
奈良県立美術館も、吉川観方(よしかわ かんぽう)というユニークなコレクター(同時に画家・風俗史研究家)からの寄贈をきっかけに設立されました。
吉川コレクションとともに奈良県立美術館の所蔵品の核をなすのが、関西の企業家・化学者、大橋嘉一氏(おおはし かいち 1896~1978)が収集した戦後日本絵画のコレクション約500点です。
大橋コレクション全体は、主に1950~60年代の絵画・版画・彫刻約2,000点にのぼり、氏の没後、1978年に奈良県立美術館と大阪の国立国際美術館、そして氏の母校である京都工芸繊維大学の美術工芸資料館に分割して寄贈されました。
本展は大橋コレクションから選んだ絵画90点を紹介するもので、3館に分散した大橋コレクションが(その一部だけとはいえ)一堂に会するのは今回が初めてです。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年5月19日(火)〜2020年7月5日(日)
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会場 |
奈良県立美術館
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住所 | 奈良県奈良市登大路町10-6 |
時間 | 9:00〜17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 5月7日(木) ※ただし5月4日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 800円(600円) 大・高生 600円(400円) 中・小生 400円(200円)
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TEL | 0742-23-3968 |
URL | https://www.pref.nara.jp/11842.htm |
奈良県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
※会期中のイベント(講演会、美術講座、ギャラリートーク及びミュージアムコンサート)はコロナウイルス感染拡大防止のため、すべて中止となります。
◆ 講演会
「戦後日本の前衛美術と大橋コレクション」
講師:平井章一氏(関西大学教授、前・京都国立近代美術館主任研究員)
5月17日(日) 14時~(13時30分開場)
会場:レクチャールーム(先着80席)
◆ 美術講座「現代美術、その多様性」
講師:奈良県立美術館学芸課長 安田篤生
6月7日(日) 14時~(13時30分開場)
会場:レクチャールーム(先着80席)
◆ ギャラリートーク
4月25日(土)、5月23日(土)、
6月20日(土)、7月4日(土)
いずれも14時~ 展示室にて
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出展予定作品・関連画像IMAGESS

白髪一雄「貞宗」1961年、90 x 116.3 cm 油彩・カンヴァス 京都工芸繊維大学美術工芸資料館

岩崎巴人「飛び越える馬」1960年 138.8 x 185 cm グワッシュ・紙 奈良県立美術館蔵

桂ゆき「大きな木」1946年 116.2 x 89.7 cm 油彩・カンヴァス 奈良県立美術館蔵

津高和一「対話」1958年 97 x 130 cm 油彩・カンヴァス 奈良県立美術館館蔵