この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
世界には、現在、70カ国以上の国々に、約3億7000万人の先住民が暮らしており、その民族の数は少なくとも5,000と言われています。
西欧列強の植民地化等により、先住民は苦難の歴史を歩んできましたが、現在においてもなお、圧政や差別に苦しむ先住民がいます。
本特別展では、国立民族学博物館に所属する研究者の最新の研究成果を元に、9つの国や地域に暮らす先住民をとりあげ、先住民の歴史や現在の暮らし、彼らが抱える問題や国家の課題など、先住民をとりまく状況を紹介します。
本特別展で紹介する先住民の「宝」とは、金銀財宝のことではありません。それは、彼らが大切にしている家族や親族、気の合う仲間かもしれませんし、海や森などの自然環境や生活用具の場合もあるでしょう。祭りや儀礼、伝統芸能、あるいは、彼らの心の中にある民族の誇りやこの世には存在しない精霊や祖先かもしれません。いずれにしても、彼らの日々の生活にあたたかな光を与えるもの、それが彼らの宝なのです。
逆境にありながらも日々を力強く生きてきた先住民にとって、宝は心の拠り所であり、民族としての誇りです。そして何よりも、宝は、彼らにとって、希望そのものなのです。
本特別展をとおして、先住民の歴史や現状だけでなく、民族の誇りや継承されてきた文化の魅力、そして彼らが抱く未来への希望を感じ取っていただければ幸いです。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2020年10月1日(木)~2020年12月15日(火) |
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会場 | 国立民族学博物館 Google Map |
展示室 | 国立民族学博物館 特別展示館 |
住所 | 大阪府吹田市千里万博公園10-1 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
水曜日 |
観覧料 | 一般 880円 (600円) 大学生 450円 (250円) 高校生以下 無料
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TEL | 06-6876-2151 (代表) |
URL | http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20200319takara/index |
国立民族学博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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