この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
江戸時代、長崎港を通じてオランダや中国から舶来した「異国」の文化は、日本の絵画や工芸にも新しい表現を引き起こしました。
異国的風物を主題に描いた絵画、ガラス絵や長崎版画、のぞき眼鏡で凸レンズから覗き見る眼鏡絵、大名屋敷や名所の風景を描いた東都江戸の土産絵・江戸泥絵などに、西洋の絵画技法の 影響下に描かれた洋風表現が見い出せます。
遠近法や陰影法は、本来は事物を見たままに写しとるためのものでしたが、西洋の画家から直接学ぶことのなかった日本では独特の描写が生まれ、さらに土産絵などとして民間に広まることで簡略化し、写生画とは異なった魅力を持つ「洋風画」や「泥絵」に変容していきます。
本展では、日本民藝館の創設者・柳宗悦(1889~1961)が「工芸的絵画」と呼び民画として位置付けた、江戸時代後期の洋風画と泥絵を中心に、館蔵品から紹介します。江戸時代の人々が身近に触れた「異国」の文化をご堪能ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年6月9日(火)~2020年9月6日(日)
|
---|---|
会場 | 日本民藝館 Google Map |
住所 | 東京都目黒区駒場4-3-33 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 5月7日(木) ※ただし5月4日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 大人 1,100円(900円) 高大生 600円(500円) 小中生 200円(150円)
|
TEL | 03-3467-4527 |
URL | https://mingeikan.or.jp/ |
日本民藝館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都目黒区で開催中の展覧会