この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
尾形光琳(1657~1716)の「燕子花図屏風」は、カキツバタの群生を、金箔を貼った大画面に群青[ぐんじょう]と緑青[ろくしょう]の二種の絵具のみを使って描いた作品です。 これら青と緑と金(黄)の三色は、しばしば組み合わされて、日本・東洋において特別な伝統を有する色でした。その一方、本作品の色彩感には、江戸時代ならではの美意識が反映していると見ることもできます。
本展覧会では、紺紙金泥経や、青や緑を主調とする画面に金彩が加わった中世の仏教絵画、あるいは唐時代以来の金碧[きんぺき]山水などと、この三色が活躍する清新な古九谷や黄瀬戸など同時代の陶芸作品、さらに、色彩傾向を同じくする金屏風の数々をあわせて展示することで、「燕子花図屏風」に新しい光を当てることを試みます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
|
---|---|
会場 |
根津美術館
![]() |
展示室 | 根津美術館 展示室1・2 |
住所 | 東京都港区南青山6-5-1 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 ※ただし5月4日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円 学生 1,000円
|
TEL | 03-3400-2536 |
URL | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
根津美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都港区で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES

国宝 燕子花図屏風(右隻)尾形光琳筆 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

国宝 燕子花図屏風(右隻)尾形光琳筆 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

陰持入経(神護寺経)(部分)日本・平安時代 12世紀 根津美術館蔵

四季竹図屏風 日本・室町時代 16世紀 個人蔵

色絵葡萄文大平鉢 肥前 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵

白地青海波に扇面散文様縫箔 日本・江戸時代 17世紀 根津美術館蔵

重要美術品 雨漏茶碗 銘 蓑虫 高麗茶碗 朝鮮・朝鮮時代 16世紀 根津美術館蔵