エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展

市立伊丹ミュージアム

  • 開催期間:2016年4月2日(土)~2016年5月15日(日)
  • クリップ数:4 件
  • 感想・評価:1 件
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-1
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-2
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-3
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-4
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-5
『うろんな客』原画, 1957年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust
『ギャシュリークラムのちびっ子たち』原画, 1963年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust
『ジャンブリーズ』原画,1968年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust
『不幸な子供』原画,1961年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust
『華々しき鼻血』原画,1975年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-1
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-1
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-1
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-1
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展 市立伊丹ミュージアム-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつエドワード・ゴーリー(Edward Gorey, 1925-2000)。日本では異色の絵本作家として知られており、『ギャシュリークラムのちびっ子たち』や『うろんな客』、『不幸な子供』などの絵本が次々と邦訳され、人気が高まっています。

ミステリー小説のような物語と、押韻・造語・古語などを駆使した言葉、そして、壁紙や陰影までペンで細かく描かれた魅惑的な絵。ゴーリーの作品は、不気味でナンセンス、そして優雅なユーモアが余韻となり、時に読者を不安な気持ちに陥れます。その魅力に多くの人々が虜となり、シュルレアリストのマックス・エルンストや、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンをはじめ、多くの文化人もゴーリー作品の愛好家でした。

しかし、邦訳されている絵本は、ゴーリーというアーティストのほんの一面に過ぎません。ゴーリー自身が文章と絵を手がけた主著(Primary Books)だけで100冊を超え、さらに、他著の挿絵、舞台と衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなど、制作活動と才能は多岐にわたります。

日本初の回顧展となる本展では、ゴーリーの没後、エドワード・ゴーリー公益信託とブランディワイン・リバー美術館によって準備され、世界各国を巡回した原画展を元に、個人コレクターの収蔵品を加え、貴重な原画・草稿・書籍など約350点を展示します。ゴーリーの多彩な制作活動を紹介するとともに、謎に満ちた優雅な秘密に迫ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2016年4月2日(土)~2016年5月15日(日)
会場 市立伊丹ミュージアム Google Map
住所 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
※ただし5月2日は通常休館
観覧料 一般 800(700)円
大高生 450(350)円
中小生 150(100)円
  • ※( )内は20 名以上の団体割引
    ※兵庫県内の小中学生はココロンカード呈示にて入場無料
    ※4市1町(伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町)の高齢者割引有
    (平日は60歳以上、土日祝は65歳以上)
TEL072-772-5959
URLhttp://artmuseum-itami.jp/jp/category/exhibition/current_exhibition/

市立伊丹ミュージアムの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

頭の中が???で一杯に…

 原画には言葉が付記されてないものもあり絵本の中とは違って見たままの印象で楽しめました。ただ、絵だけだと描かれてるキャラクターの中には「千と千尋の神隠し」のカオナシと同じで「誰?」「どうしたの?」「どうなるの?」と頭の中が「?」だらけになっちゃいます。またモノトーンの緻密な線画はカラー印刷が普及していない時代にあってシュールな印象を伝える唯一の手段だったように思えます。驚いたのは母親宛の絵封筒です。学生時代に描かれた複数の絵封筒は異常なまでに細密に描かれ独特の雰囲気を漂わせていて、既にゴーリーの画風はこの時期に完成されていたのではないかと考えます。あれやこれやと推測するのも鑑賞の楽しさで、ベットの中で一日の煩わしさをリセットするために「毒には毒を」との思いからエドワード・ゴーリーの絵本を愛用する私にはとても満足できる展覧会でした。また今後2年の間に全国の美術館を巡回する予定なので、お近くで開催されたらご鑑賞ください。最後に…ゴーリー自身を模ったお洒落なチケットは是非持ち帰りましょう。

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出展作品・関連画像IMAGES

『うろんな客』原画, 1957年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust

『ギャシュリークラムのちびっ子たち』原画, 1963年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust

『ジャンブリーズ』原画,1968年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust

『不幸な子供』原画,1961年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust

『華々しき鼻血』原画,1975年
© 2010 The Edward Gorey Charitable Trust

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