生誕130年記念 山下摩起をめぐる画家たち

西宮市大谷記念美術館

  • 開催期間:2020年1月2日(木)~2020年2月11日(火・祝)
  • クリップ数:1 件
  • 感想・評価:1 件
生誕130年記念 山下摩起をめぐる画家たち 西宮市大谷記念美術館-1
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山下摩起《女三態之図》1936 年頃
山下摩起《雪》(左隻)1933 年
山下摩起《雪》(右隻)1933 年
山下摩起《パンション風景》1928 年
山下摩起《婦女図》1939 年
山下摩起《大威徳明王》1966 年
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

新年恒例の西宮市大谷記念美術館コレクションによる日本画の展覧会を開催します。このたびは2020年に生誕130年を迎える西宮の画家・山下摩起(やましたまき 1890~1973)の作品を中心に、関連のある画家たちの作品や新資料を合わせて紹介します。

山下摩起は1890年、有馬温泉の旅館「下大坊」に生まれました。1910年、京都市立絵画専門学校に入学し、山元春挙、菊池契月、竹内栖鳳らの指導を受けます。1918年、国画創作協会が結成され公募展が開かれると、同展へ実験的な作品を出品し、1922年頃より油彩画の研究を始め、1928年にフランスへ留学、帰国後は公募展へ洋画を出品します。

その後日本画の制作を再開した摩起は1933年に第20回再興院展に六曲一双屏風《雪》(西宮市大谷記念美術館蔵)を出品します。雪竹に瑞鳥という伝統的な画題を、大刷毛を用いて大胆に構成した作風は、キュビスム(立体派)の傾向が強く表れた意欲作ですが、作者の意に反し右隻のみ入選という評価を受けます。その後も公募展での落選が続き、公募展への出品自体を止めてしまいます。

画壇の制約とは無縁になった摩起は、大画面による作品制作への興味を深め、描き直しの困難な日本画に洋画の技法を積極的に採り入れて自由闊達に筆を揮いました。1960年には大阪・四天王寺五重塔壁画を完成させますが、礼拝の対象である従来の仏画の概念を打ち破る、斬新な作風が注目されて朝日文化賞を受賞。以後、摩起の仏画は高く評価され、1973年に83歳で亡くなるまで西宮の画室で精力的に制作を続けました。

本展覧会では、代表作《雪》(1933年)をはじめ、フランス留学時代の油彩画《パンション風景》(1928年)、コラージュを独自に解釈し画面に新聞紙を貼り付けた《婦女図》(1939年)、戦後に手がけた仏画《大威徳明王》(1966年)など、西宮市大谷記念美術館が所蔵する山下摩起の作品14点を一堂に展示するほか、フランス留学期をはじめとした戦前のデッサン等の新資料(個人蔵)を出品します。このほか竹内栖鳳、山元春挙、冨田溪仙、村上華岳、榊原紫峰、入江波光ら関連の画家たちの作品もあわせて紹介します。

同時開催の「絵画 西・東 コレクションにみる洋画と日本画のたのしみ方」では、所蔵品より油彩画と日本画の優品を展示します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2020年1月2日(木)~2020年2月11日(火・祝)
会場 西宮市大谷記念美術館 Google Map
住所 兵庫県西宮市中浜町4-38
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 水曜日 
※ただし、祝日の場合は開館し、翌日休館
観覧料 一般 500円(400円)
高大生 300円(200円)
小中生 200円(100円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※西宮市在住65歳以上の方は一般料金の半額(要証明書呈示)
    ※ココロンカード・のびのびパスポート呈示の小中生は無料
    ※心身に障がいのある方及び介助者1名は無料(要手帳等呈示)
TEL0798-33-0164
URLhttp://otanimuseum.jp/exhibition_200102.html

西宮市大谷記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆ 講演会「山下摩起試論―有馬生まれの異色の水墨画家と未来派」
2020年1月19日(日)午後2時~午後3時30分
講師:岡 泰正氏(神戸市立小磯記念美術館 神戸ゆかりの美術館館長)
定員:100名(小学生以上)、参加費無料
申込方法:12月16日(月)午前9時より電話 0798-33-0164 で受付開始(先着順)

◆ 第173 回オータニミュージアムコンサート
2020年1月12 日(日)午後2時~
出演:篠原猛浩(クラリネット)
定員:100名(小学生以上)、参加費無料
申込方法:12月15日(日)午前9時より電話 0798-33-0164 で受付開始(先着順)

◆ ギャラリートーク
2020年1月5日(日)、1月26日(日)、
2月1日(土)、2月8日(土)各日午後2時~
参加費無料、申込不要

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

変化にとんだ作品がたくさんありました

屏風、日本画、仏画、油絵など、いろいろな種類の作品でどれも迫力がありました。婦人画、仏様、風景や花と、山下摩起さんの目に写るもの全てが作品の題材になったのか、山下さんの目になってみたいと思いました。

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山下摩起《女三態之図》1936 年頃

山下摩起《雪》(左隻)1933 年

山下摩起《雪》(右隻)1933 年

山下摩起《パンション風景》1928 年

山下摩起《婦女図》1939 年

山下摩起《大威徳明王》1966 年

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