この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
近現代工芸「秋の優品選」では、企画展「美術館創設六十年のあゆみ 石川の美術」で展示しきれなかったさまざまなタイプの作品を紹介します。
工芸作品というと、なにか用途をもった器物であり、用と美の両立を目指すものであるという考え方があります。
石黒宗麿の《絵唐津徳利》や《黒釉坏》、《三彩坏》などは、まさに、酒を呑むという用途と、器形の美しさが調和した作品であるといえます。一方、用途にとらわれず、素材そのものの魅力を引き出したり、抽象的な造形を追求する作品もあります。
木田弘之《オブジェ「念」》や南部勝之進《オブジェ》は、それぞれやきものと金属という素材の質感を活かしながら、造形的な面白さを重視した作品となっています。
また、秋らしいモチーフの作品も数多く展示します。紺谷力《彩塑人形「豊穣の歓び」》は、実った稲穂を手に、豊穣を寿ぐ踊り子の姿を、竹田有恒《釉裏金彩穂波文鉢》は、たわわに実る稲穂の様子を、透明釉の下に金箔を用いる釉裏金彩の技法で表現しています。いずれも、実りの秋を感じさせてくれる作品です。
その他、山田義明《色絵秋海棠文飾皿》や武腰潤《色絵春秋草花文台皿》など、清楚な秋の草花を描いた作品などをご覧いただきます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年10月12日(土)~2019年11月17日(日)
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会場 | 石川県立美術館 Google Map |
住所 | 石川県金沢市出羽町2-1 |
時間 | 9:30~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 一般 370円(290円) 大学生 290円(230円) 高校生以下 無料 65歳以上 290円(290円)
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TEL | 076-231-7580 |
URL | http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/exhibition/7507/ |
石川県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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