4.0
静かに味わえる
神田川沿いの桜を見に行ったときに、立ち寄りました。細川家のお宝が並んでいます。参観者が少なく、静かに鑑賞できるのがこちらのよいところです。今回は、珍しく絵画も並んでいました。安井曾太郎や梅原龍三郎が描いた中国の風景です。クラッシックな建物とよく合っていました。文庫を出て、肥後細川庭園に下っていくと美しい大名庭園を堪能できます。
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永青文庫の設立者・細川護立(もりたつ)(細川家16代・1883~1970)は、幼い頃から漢籍に親しみ、中国の文化に強い憧れを抱いていました。
やがて大正15年(1926)から約1年半かけてヨーロッパを巡り、のちに国宝に指定される「金彩鳥獣雲文銅盤(きんさいちょうじゅううんもんどうばん)」などの金属器や陶磁器を購入。以降、本格的に中国美術のコレクションを始めます。さらに護立の関心はオリエント美術にまで及び、イスラーム陶器やタイルの優品も蒐集しました。
このようなコレクションは、梅原末治(うめはらすえじ)(1893~1983)ら専門家の協力を得ながら進められ、彼らにとっての研究対象になるとともに、梅原龍三郎(うめはらりゅうざぶろう)(1888~1986)といった近代の画家たちにも画題を提供するなど影響を与えました。
本展では、“細川ミラー”の名で広く知られる「金銀錯狩猟文鏡(きんぎんさくしゅりょうもんきょう)」(国宝)をはじめとする古代中国の美術、これまでほとんど公開される機会のなかったオリエント美術、中国を題材にした近代洋画など、中国・オリエントをテーマに多彩な作品を展覧します。
また今回は、これにあわせて大名細川家に伝来した高麗茶碗もご紹介します。様々な地域から日本にもたらされた品々を広くお楽しみいただければ幸いです。
会期 |
2020年2月15日(土)~2020年4月15日(水)
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会場 | 永青文庫 Google Map |
住所 | 東京都文京区目白台1-1-1 |
時間 | 10:00~16:30 (最終入場時間 16:00) |
休館日 |
月曜日 ※但し2月24日は開館し、2月25日は休館 |
観覧料 | 一般 800円(700円) シニア(70歳以上) 600円(500円) 大学・高校生 400円
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TEL | 03-3941-0850 |
URL | https://www.eiseibunko.com/ |
4.0
神田川沿いの桜を見に行ったときに、立ち寄りました。細川家のお宝が並んでいます。参観者が少なく、静かに鑑賞できるのがこちらのよいところです。今回は、珍しく絵画も並んでいました。安井曾太郎や梅原龍三郎が描いた中国の風景です。クラッシックな建物とよく合っていました。文庫を出て、肥後細川庭園に下っていくと美しい大名庭園を堪能できます。
5.0
すごいです!!国宝というだけあって、本当に繊細な線んお描写で描かれた狩りをする人と獣の姿。ここまで金ものこっていることに驚き、描いた人のセンスと豊かな表現に感激してしまい、足をとめてじっくりと見入ってきました。そのほかにも古代オリエントの発掘品などの展示もたくさんあり。
なかでもガラス器の層を重ねて作られた器がとても美しく印象的でした。
茶器の展示もあり、こちらは高麗茶碗なので、先日の三井の展覧会とリンクしてとても分かりやすかったです。
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