衣笠豪谷

岡山県立美術館

  • 開催期間:2019年11月8日(金)~2019年12月15日(日)
衣笠豪谷 岡山県立美術館-1
衣笠豪谷《芭蕉に鶏図》岡山県立美術館蔵
衣笠豪谷 岡山県立美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

胸中の深山幽谷、花々の間に戯れる鶏、陽光に満ちた倉敷の風景、瀬戸内の豊かな海の幸―これらは全て、明治前期に生きた倉敷出身の南画家の作品です。

彼の名は衣笠豪谷(きぬがさごうこく)。画家のほか、官僚としても活躍しました。豪谷は、鎖国の解除後きわめて早い時期に清国へ渡って精彩な見聞録を残しており、近代日中交流史のうえでも注目すべき人物です。

現在では知られざる画家となった豪谷ですが、詩情をたたえた山水や花鳥はもとより、身近な風景を見つめた郷土愛のにじむ作品群は、今なお褪せない輝きを放ちます。本展は、衣笠家伝来の新出資料を交えて、画業を中心にその生涯を通覧する初めての回顧展です。

◆ 衣笠豪谷(きぬがさごうこく 1850‐1897)
現在の岡山県倉敷市白楽町生まれ。明治7(1874)年、25歳(※数え年)で清国に渡航して文人墨客と交流し、日本政府団に加わって産業調査に従事する。翌年の帰国時には水蜜桃の苗木をはじめとする多くの物産を持ち帰り、勧農局などに勤務して大陸産業の移植に尽力した。官僚として働きながら龍池会や東洋絵画会に参加するほか、内国勧業博覧会への出品を重ね、画家としての名声を高める。43歳で退官した後は倉敷と東京を行き来し、旧居で地元の名士らと交誼を結びながら画作をおこなうほか、碑刻のための書の依頼をこなすなど多才を発揮した。東京では日本南画会の発起人の一人として南画の振興に努める。画業の最盛期であったこの頃病に冒され、東京都牛込仲町の自宅で歿した。享年48。谷中天王寺に葬られた。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2019年11月8日(金)~2019年12月15日(日)
会場 岡山県立美術館 Google Map
住所 岡山県岡山市北区天神町8-48
時間 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
  • ※11月29日は19:00まで開館
休館日 月曜日 
※11月25日は特別開館
観覧料 一般 350円
65歳以上 170円
大学生 250円
高校生以下 無料
  • ※キャンパスメンバ―ズ制度加盟校の学生は無料
    ※20名以上の団体は2割引
    ※学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書を要提示
    ◎11月14日から12月1日は特別展「第66回日本伝統工芸展岡山展」の観覧券でも本展を観覧することができます
TEL086-225-4800
URLhttps://okayama-kenbi.info/okabi-20191108-kinugasa/

岡山県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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