この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
80年代のアート・シーンを飾った新進の若手女性作家「超少女」の一人として注目された田嶋悦子は、増殖する女性身体のモチーフと植物を組み合わせた、極彩色の釉薬が施された大規模な陶のインスタレーション作品を発表しました。
大胆で強烈な表現は、既成の枠組みや抑圧からの解放という内なるエネルギーの発露でもありましたが、90年代に入ると、陶の表面を覆っていた釉薬(ガラス質)の皮膚は無垢の鋳造ガラスへと姿を変えます。
ともに窯から生まれながら、光と人の視線を中心へと吸い込んで透過するガラスと、光も人の視線も表面で受け止める陶。その融合によって、かつての爆発的なエネルギーは、陶とガラスの呼応関係の中で力強く循環するものへと変化していきました。
本展では、90年代の「Cornucopia(コルヌコピア)」から最新作「花」まで、陶とガラスを独自に解釈し、しなやかに変化し続ける田嶋の生命力あふれる花々を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年7月13日(土)~2019年9月29日(日)
|
---|---|
会場 |
石川県能登島ガラス美術館
![]() |
住所 | 石川県七尾市能登島向田町125-10 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 | 7月16日(火)、8月20日(火)、9月17日(火) |
観覧料 | 個人(高校生以上)800円 団体(20名以上)700円 中学生以下 無料 |
TEL | 0767-84-1175 |
URL | https://nanao-af.jp/glass/ |
割引券 | https://nanao-af.jp/glass/wp-content/uploads/2023/04/230401_coupon.pdf |
石川県能登島ガラス美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
石川県で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES

Cornucopia 04-Y'Ⅲ/田嶋悦子/2004年/作家蔵 撮影:斎城 卓

Cornucopia 08-Y4/田嶋悦子/2008年/作家蔵 撮影:斎城 卓

Cornucopia 97-II/田嶋悦子/1997年/作家蔵 撮影:斎城 卓

Flowers 12/田嶋悦子/2012年/作家蔵 撮影:斎城 卓

Flowers 13/田嶋悦子/2013年/兵庫陶芸美術館蔵 ガラスパーツ制作:上前功夫 撮影:斎城 卓

Records/田嶋悦子/2017年/作家蔵 ガラスパーツ制作:西川宏太 撮影:斎城 卓

花-1/田嶋悦子/2019年/作家蔵 撮影:斎城 卓