この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
子どもの頃から生涯にわたって、新鮮でユニークな視点の写真を撮り続けたフランスのアマチュア写真家、ジャック=アンリ・ラルティーグ(1894-1986)の回顧展を開催します。
裕福な家庭に生まれたラルティーグが父親からカメラを与えられたのは、7歳の時でした。幸せな瞬間を残していける、カメラという新しい“魔法の機械”に夢中になったラルティーグは、日々の生活のあらゆることを写真に切りとってアルバムに収めました。なかでも、スポーツやジャンプ、自動車、飛行機といった様々な動きをとらえることへのひときわ高い関心や、心霊写真のような写真ならではの表現へのあくなき探求心は、ユニークで鋭い視点の作品を生み出しました。また、家族や友人、恋人の幸せに満ちたすがたを愛情深くとらえた作品も多く残しています。
ラルティーグは自分の楽しみのために写真を撮っていましたが、1962年、68 歳の時、アメリカ旅行中に立ち寄ったニューヨークで、作品がニューヨーク近代美術館の写真部長の目にとまりました。そして翌年個展が開催されると、ベルエポックのフランスを独自の視点で切り取った写真がアメリカで高く評価され、やがて世界中で知られるようになりました。
この展覧会では、子ども時代から晩年までの代表的な作品と、その多くが日本初公開であるカラー作品など約160点を通して、写真を楽しみ、過ぎ行く時間や人生の歓びをつかまえようとしたラルティーグの世界を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2016年4月5日(火)~2016年5月22日(日) |
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会場 | 埼玉県立近代美術館 Google Map |
住所 | 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1 |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 5 月2 日は開館 |
観覧料 | 一般 1000円(800円) 大高生 800円(640円)
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TEL | 048-824-0111 |
URL | http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=330 |
埼玉県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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