5.0
吸い込まれる世界観
孤高の画家、郷里の画家である高島野十郎。
今回は、新たに寄贈された作品、新たに発見された作品の披露展覧会的なものでした。出店数も80点あまりとじっくり見応えありました。
本日は『家族の日』との事で福岡県美は、この高島野十郎展を無料にしてくれてて…ありがたい。
絵画の他、手紙や生前の使用していた道具なども飾ってありました。
代表作の『からすうり』ですが、戦前に描いたものも発見さたとの事で展示してあります。また、未完の『からすうり』もあります。
りんごなど果物をモチーフにした静物画、蝋燭、月といったシリーズもの揃ってます。
旧東京帝国大の水産科での魚のスケッチの素晴らしさに、野十郎の写実力が凄いことにうなずけます。
今回は、図録や画集の販売がありません。
ちょっと残念でした。