4.0
「熊本城」で切り取った魅力
「清正公のあの槍」目当てで出かけてみた。
「熊本城」で切り取られているため、細川家が熊本入りする前の資料も多数集まっているのが魅力だったと思う。
熊本城の成立関係の資料や図面なども多数展示されていた。
藩主が江戸にいるときに改易を命じられて幕府に城を明け渡すように言われた際の取り扱いを指示した文書が特に興味深かった。
割符や印の数など藩主の意思であることのチェック項目二重三重が設けられていて慎重である。
ゆっくり見られて展示数も多く楽しかったのだが熊本城中心の部分と武の部分とのつながりが少し薄かったかもしれない。
刀剣は展示ケースの都合か位置が低くて見にくかったりするものがあったのは残念。
清正公の槍は独立ケースで見やすかった。
甲冑や刀だけではなく肥後象眼の鍔や肥後ごしらえなども展示されており武の世界が熊本の魅力として切り取られていたと思う。