5.0
女性に優しい作品たち。
愛知県美術館、四間道・円頓寺会場のトリエンナーレを観て、3番目に名古屋市美術館を訪れました。入ってすぐの作品は、円形のアクリル板に、ピンク色のメルヘンチックな絵が描かれた碓井ゆいさんの作品で、とても可愛らしく、今回のトリエンナーレにも、こんなに可愛いものがあるのだと、少しホッとしました。桝本佳子さんの陶器はアイディアも面白く、素晴らしい芸術作品でした。全体的に女性に優しい作品が多く、トリエンナーレならではの魔法を存分に楽しめました。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 858 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
◆ テーマ
現在、世界は共通の悩みを抱えている。その源泉にあるのは、先行きが見えず、自分たちが危険に晒されているのではないかという不安である。
「わからない」ことは、人を不安にさせ、本来はグレーであるものを、シロ・クロはっきり決めつけて処理した方が合理的だと考える人が増える。
その結果、世界を対立軸で考えるようになる。しかし、人間は、守りたい伝統や理念が違っても、合理的な選択ではなくても、困難に直面している他者に対して、とっさに手を差しのべ、連帯することができる生き物である。
今人類が直面している問題の原因は「情」(不安な感情やそれを煽る情報)にあるが、それを打ち破ることができるのもまた「情」(なさけ、思いやり)である。
「アート」の語源には、ラテン語の「アルス」やギリシア語の「テクネー」がある。この言葉は、かつて「古典に基づいた教養や作法を駆使する技芸」一般を指していたのだ。われわれは、「情」によって「情」を飼いならす「技」を身に付けなければならない。それこそが、本来の「アート」ではないのか。「技」によって日本のモノづくり産業をリードし、都市であり地方である「愛知」を舞台に、様々な対立軸の中間を考え、「アート」本来の領域を取り戻していく。
◆ あいちトリエンナーレ
あいちトリエンナーレは、2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭です。4回目となる2019年は、国内外から80組以上のアーティストを迎えます。国際現代美術展のほか、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する、最先端の芸術作品を紹介します。
◆ 主な開催会場は、愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺)、豊田市(豊田市美術館及び豊田市駅周辺)
◆ 開催情報詳細は、こちらから
http://aichitriennale.jp/
会期 |
2019年8月1日(木)~2019年10月14日(月・祝)
|
---|---|
会場 | 名古屋市美術館 Google Map |
住所 | 愛知県名古屋市中区栄2-17-25 (芸術と科学の杜・白川公園内) |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 ※祝日は除く、9月17日(火) |
観覧料 | 【1DAYパス】 一般 1,600円(1,400円) 大学生 1,200円(900円) 高校生 600円(500円) 【フリーパス】 一般 3,000円(2,800円) 大学生 2,300円(2,000円) 高校生 1,100円(1,000円)
|
TEL | 052-971-6111(あいちトリエンナーレ実行委員会事務局) |
URL | http://aichitriennale.jp |
5.0
愛知県美術館、四間道・円頓寺会場のトリエンナーレを観て、3番目に名古屋市美術館を訪れました。入ってすぐの作品は、円形のアクリル板に、ピンク色のメルヘンチックな絵が描かれた碓井ゆいさんの作品で、とても可愛らしく、今回のトリエンナーレにも、こんなに可愛いものがあるのだと、少しホッとしました。桝本佳子さんの陶器はアイディアも面白く、素晴らしい芸術作品でした。全体的に女性に優しい作品が多く、トリエンナーレならではの魔法を存分に楽しめました。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
愛知県で開催中の展覧会