この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本展は、線を核とするさまざまな表現を、現代におけるドローイングと捉え、その可能性をいくつかの文脈から再考する試みです。
デジタル化のすすむ今日、手を介したドローイングの孕む意義は逆に増大していると言えるでしょう。
それは、完成した作品に至る準備段階のものというよりも、常に変化していく過程にある、ひとや社会のありようそのものを示すものだからです。
この展覧会では、イメージだけでなく手がきの言葉も含めて、ドローイングとして捉え、両者の関係を探ります。また、紙の上にかく方法は、揺らぎ、ときに途絶え、そして飛翔する思考や感覚の展開を克明に記すものですが、このような平面の上で拡がる線だけでなく、支持体の内部にまで刻まれるものや、空間のなかで構成される線も視野に入れ、空間へのまなざしという観点から、ドローイングの実践を紹介します。更に、現実を超える想像力の中で、画家たちを捉えて離さなかった、流動的な水をめぐるヴィジョン(想像力による現実を超えるイメージ)というものが、ドローイングの主題として取り上げられてきた点に注目します。
最も根源的でシンプルな表現であるドローイングは、複雑化した現代において、涯しない可能性を秘めるものでしょう。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年6月2日(火)~2020年6月21日(日)
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会場 | 東京都現代美術館 Google Map |
展示室 | 東京都現代美術館 企画展示室 3F |
住所 | 東京都江東区三好4-1-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 1,200円 大学生・専門学校生・65歳以上 800円 中高生 600円 小学生以下 無料
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TEL | 03-5777-8600 (ハローダイヤル)、03-5245-4111 (代表) |
URL | https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/the-potentiality-of-drawing/ |
東京都現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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