この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
華布‐かふ‐とは、主に綿布に花鳥や人物・動物等の文様を色鮮やか染めた布、「更紗(さらさ)」の異名です。
その発祥の地インドでは4,000年以上前より染(そめ)技術が発達し、海外への輸出も2,000年ほど前には始まっていたと考えられています。
インドから運ばれた軽やかな木綿の染布は各地の染織文化に多大な影響を与え、とりわけ16~17世紀にヨーロッパへの輸出が盛んになると、絹や毛織物が主流であった当時の服飾界に革命的なブームを巻き起こしました。
日本にも室町時代以降、インドやインドネシアなどの染布が数多く輸入され、その異国的な雰囲気はたちまち人々の心をとらえました。
この染布を日本では「更紗」、「華布」などと呼び、衣料や小物、布団地、茶道具の包み布等様々な用途に珍重してきました。
今回は館蔵の茶道具とともにインド、インドネシア、イランの更紗、そして日本で染められた「和更紗」を展覧します。華やかな文様を生み出した文化的背景に思いを寄せつつ茶の湯の雰囲気をお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2019年5月18日(土)~2019年6月30日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
遠山記念館
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| 住所 | 埼玉県比企郡川島町白井沼675 |
| 時間 | 10:00~16:30 (最終入場時間 16:00) |
| 休館日 |
月曜日 |
| 観覧料 | 大人 700円(団体20人以上560円) 学生 500円(団体20人以上400円) 中学生以下 無料 |
| TEL | 049-297-0007 |
| URL | https://www.e-kinenkan.com/index.html |
遠山記念館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
ろうけつ染腰衣 鳥獣・草花文様 インドネシア ジャワ島 19-20世紀
染布断片 インド 16世紀(エジプト、フスタート遺跡出土)
手描・木版型染布 クリシュナ図 インド 17-18世紀
肩衝茶入銘 大嶋 古瀬戸 名物 日本15世紀
釘彫伊羅保茶碗 銘 綵雲 朝鮮17世紀ほか