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クリスマス・イヤー・プレートとは違う魅力を感じました。
ロイヤルコペンハーゲンと言えば、クリスマス・イヤー・プレートのイメージですが、動物などの愛らしい磁器作品などが数多く展示されていて、日本の磁器とは全く違う魅力を放っていました。家具などもあり、アール・ヌーヴォーの魅力を、色々楽しめる展覧会でした。また、フランス絵画の常設コレクションも見事でした。
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1775年にデンマーク王立磁器工場として創立されたロイヤル コペンハーゲンは、クリスマスのイヤープレートや、青い小花をレース状に描いたブルーフルーテッドの食器などが有名で、日本でも人気が高い陶磁器メーカーです。
長い歴史を誇る名門ですが、19世紀末に釉下彩(ゆうかさい)という技術を確立し、やわらかいパステル調の風合いの作品を生み出してセンセーションを巻き起こしました。
釉下彩とは顔料であらかじめ描いた絵の上に釉薬をかけて焼成する技法です。主に吹き付けで着彩するため、淡くにじんだ色彩がニュアンス豊かなグラデーションを形成します。
奥行きのある絵画的な空気感を醸し出す釉下彩の表情は、世紀末の人々を虜にし、デンマークや日本をはじめ世界各国でもてはやされました。
この展覧会では、19世紀末から20世紀初頭にかけて欧米で流行したアール・ヌーヴォーの時代に、デンマークから世界に向けて発信された美しく愛らしい釉下彩の数々を紹介します。
展示の主役であるいきものの姿をかたどった磁器作品「フィギャリン」は、ミルキーな釉下彩の風合いと動物たちのかわいさが相まって、ロイヤル コペンハーゲンならではの魅力を放っています。
ひとびとの心を惹きつけてやまない動物たちとの出会いをこころゆくまでお楽しみください。
会期 |
2019年4月20日(土)~2019年8月25日(日)
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会場 | ヤマザキマザック美術館 Google Map |
住所 | 愛知県名古屋市東区葵1-19-30 |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 5月7日(火)、7月16日(火) ※4月29日(月)、5月6日(月)、 7月15日(月)、8月12日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円(10名様以上1,100円) 小・中・高生 600円 小学生未満 無料
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TEL | 052-937-3737 |
URL | https://www.mazak-art.com/ |
◆ 塩川博義氏講演会
「北欧のアール・ヌーヴォー ロイヤル コペンハーゲンとビング オー グレンダール」
2019年5月4日(土) 14:00-(13:30開場)
詳細はこちら
◆ 陶器師 高木典利氏講演会「120年前のロイヤル コペンハーゲンの復元を試みる」
2019年5月5日(日) 14:00-(13:30開場)
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「日本のアール・ヌーヴォー」
2019年6月30日(日) 14:00-(13:30開場)
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◆ 加藤ゑみ子氏講演会
「生活空間をデザインする立場からのご提案
とっておきのヨーロピアン陶磁器の世界」
2019年7月21日(日) 14:00-(13:30開場)
詳細はこちら
◆ 櫻庭美咲氏講演会
「フランス宮廷の装飾芸術セーヴル磁器
―18世紀ロココから新古典主義様式へ―」
2019年8月4日(日) 14:00-(13:30開場)
詳細はこちら
◆ ナイトミュージアム
「デンマークの心を聴かせて ~祖国を愛した大作曲家カール・ニールセンの音楽~」
2019年8月11日(日)
詳細はこちら
◆ 展覧会ガイドツアー
第2、第4土曜日 10:30~11:30
展覧会担当学芸員によるガイドツアー。ロイヤル コペンハーゲンのアール・ヌーヴォー展のみどころを分かりやすく解説します。
詳細はこちら
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ロイヤルコペンハーゲンと言えば、クリスマス・イヤー・プレートのイメージですが、動物などの愛らしい磁器作品などが数多く展示されていて、日本の磁器とは全く違う魅力を放っていました。家具などもあり、アール・ヌーヴォーの魅力を、色々楽しめる展覧会でした。また、フランス絵画の常設コレクションも見事でした。
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