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国貞、国芳の師匠、ビッグネームながら初の大回顧展
特別展につき、１・2階に加え、地下の展示室も使用し豊国の美人画、役者絵、戯画に黄表紙等読本迄、画業を概観出来る貴重な機会です。展示室入ってすぐ、素晴らしい肉筆画がズラリ、太田記念美術館蔵以外にも東博、千葉美等よりすぐりの名品からレア作品迄、集結しております。
この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
2019年は初代歌川豊国(1769～1825)の生誕250年にあたります。
歌川豊国は歌川派の開祖豊春に入門し、寛政時代(1789～1801)に東洲斎写楽、勝川春英らと役者絵の分野で競いました。
豊国の透明感のある爽やかな画風は、「あまりに真を描かんとて」と当時評された東洲斎写楽を退け、役者絵の世界を席巻したのです。
豊国は美人画でも、人気絵師である喜多川歌麿に挑み、歌麿描く艷やかな女性とは異なる、健康的で柔らかな雰囲気の女性を描いて人気となりました。
また読本や合巻といった版本挿絵の世界では、葛飾北斎とも人気の上で互角に渡り合い、精力的に作品を生み出しています。
さまざまなジャンルの第一線で作品を描き続けた豊国のもとには、才能あふれる若い絵師たちが集まり、幕末に歌川派が浮世絵の最大流派となる礎となりました。
豊国は近年人気の高い歌川国芳、歌川国貞の師匠としても、浮世絵史上に重要な意味を持つ絵師ですが、これまでその画業全体を紹介する展覧会はほとんど行われてきませんでした。
本展は、豊国の作品を幅広く紹介し、その魅力に迫る回顧展です。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2019年9月3日(火)～2019年9月29日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
太田記念美術館
 Google Map |
| 住所 | 東京都渋谷区神宮前1-10-10 |
| 時間 | 10:30～17:30 （最終入場時間 17:00） |
| 休館日 | 9月9日（月）、17日（火）、24日（火）は休館 |
| 観覧料 | 一般 1.000円 大高生 700円 中学生以下 無料
|
| TEL | 050-5541-8600（ハローダイヤル） |
| URL | http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/toyokuni |
太田記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
歌川豊国「役者舞台之姿絵 まさつや」（太田記念美術館蔵）
歌川豊国「三代目市川高麗蔵の佐々木巌流」（太田記念美術館蔵）
歌川豊国「菅原伝授手習鑑」車引（太田記念美術館蔵）
歌川豊国「愛宕山夏景色」（太田記念美術館蔵）
歌川豊国「美しんあはせ」（太田記念美術館蔵）
歌川豊国『絵本時世粧』（太田記念美術館蔵）
曲亭馬琴作／歌川豊国画『復讐奇譚稚枝鳩』巻之三（個人蔵）
式亭三馬作／歌川豊国・国貞画『阿古義物語』巻之三（個人蔵）
歌川豊国「猫の介科」（個人蔵）
