この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
世界中で近代的な価値がゆらぎはじめ、各地で騒乱が頻発した1968年は、20世紀の転換点ともいうべき激動の年でした。
日本でも、全共闘運動やベトナム反戦運動などで社会が騒然とするなか、カウンターカルチャーやアングラのような過激でエキセントリックな動向が隆盛を極めました。
社会全体が高揚した雰囲気に包まれたこの時代には、現代美術をはじめ、写真・演劇・舞踏・映画・建築・デザイン・漫画などの領域においても、破壊的なエネルギーに満ちた先鋭的な試みが次々と生み出されました。
学生運動やヒッピームーヴメントに代表されるような、既成の価値や体制に異議申し立てをおこなう時代の空気は、芸術家のあいだでも共有されていたのです。
本展は、1968年からちょうど半世紀が経過した2018年の視点から、約400点の作品や資料とともにこの興味深い時代の芸術状況を、回顧しようとする試みです。
この時代の芸術を輪切りにして展観することで、新たに見えてくるものがあるのではないでしょうか。
今から50年前に当時の芸術に親しんだ方も、これから出会う方も、展覧会場で1968年前後の熱気を感じ取っていただければと思います。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年2月10日(日)~2019年3月24日(日)
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会場 | 静岡県立美術館 Google Map |
住所 | 静岡県静岡市駿河区谷田53-2 |
時間 | 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 ※ただし、2月11日(月・祝)は開館し、翌12日(火)は休館 |
観覧料 | 前売券一般:800円 70歳以上:400円 大学生以下:無料 当日券一般:1,000円 70歳以上:500円 大学生以下:無料 団体券一般:800円 70歳以上:400円 大学生以下:無料
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TEL | 054-263-5755 |
URL | http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/44 |
静岡県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 対談「1968年と1980年代は地続きか?」
美術家・森村泰昌氏と、静岡県立美術館館長・木下直之の対談
日時:2019年02月11日(月)
場所:静岡県立美術館エントランスホール
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◆ 対談「漫画と1968『月刊漫画ガロ』を中心に」
東京大学特任准教授・ライアン ホームバーグ氏と、東京ステーションギャラリー学芸員・成相肇氏の対談
日時:2019年02月23日(土)
場所:静岡県立美術館 講座室
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◆ 学芸員によるフロアレクチャー
展覧会担当学芸員が展示室にて解説
2019年2月24日(日) 、3月3日(日)
時間 14:00(40分程度)
場所:企画展第1展示室
申込不要、要観覧料
◆ 上映会「カメラになった男 写真家 中平卓馬」
(2003年。2006年初公開)を上映
日時:2019年03月02日(土)
場所:静岡県立美術館 講座室
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◆ 館長美術講座
「1968年と明治100年-政治と歴史と文化」
静岡県立美術館館長による美術講座
日時:2019年03月09日(土)
場所:静岡県立美術館 講座室
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