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恒例の光琳の国宝紅白梅図屏風展示
何度も観ても感動します。その他屏風では長谷川等伯の作品、桃山期の資料としても価値の高い洋人奏楽図屏風。絵画では光琳の大黒天図、寒山拾得図、抱一の雪月花の三幅は必見です。仏像では運慶の孫世代の作品が2品、康俊の太子2歳像、康円の四天王眷属像、奈良期の十一面観音立像等の名品が。
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MOA美術館では、国宝「紅白梅図屏風」をはじめとするMOA美術館のコレクションから精選した所蔵名品展を開催します。
国宝「紅白梅図屏風」は、江戸時代中期の絵師、尾形光琳の最晩年期の一大傑作であり、日本美術を代表する作品です。
対立して勇姿を競う紅白の梅、判を押したかのように線描きしない梅花の描き方や蕾の配列、樹幹に見られるたらし込みなど、優れた要素が結集し、画面に重厚なリズム感と洒落た装飾性を与えています。
中央の川は静かに流れ、光琳独特の絶妙な筆致により渦まく水文が観るひとの目を引き付け、さらに末広がりの川の面が絵に存在感を与えています。この流水文の絵画表現は、近年の科学調査により、銀箔地に水文をマスキングし、露出した銀箔を黒色に硫化変色させるという極めて類のない工芸的な手法である事が判明しました。
呉服商「雁金屋」の御曹司だった光琳は染色技法に詳しく、本作品の金銀地に対して防染技術の試みを垣間見せる大変興味深い作例です。
本展覧会では、この他に京焼の大成者・野々村仁清作 国宝「色絵藤花文茶壺」、奈良から室町期までの古筆名蹟の集大成といえる国宝 手鑑「翰墨城」と、所有する国宝3点全てをご覧いただきます。
さらに奈良時代重要文化財「過去現在絵因果経断簡」などの仏教美術、重要文化財「高士観月図」など中国・日本絵画、重要文化財「山水人物蒔絵手箱」等の漆工芸など伝統に培われた香り高い東洋美術の精華を展観します。
会期 |
2019年1月25日(金)~2019年3月12日(火)
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会場 | MOA美術館 Google Map |
住所 | 静岡県熱海市桃山町26-2 |
時間 | 9:30~16:30 (最終入場時間 16:00) |
休館日 |
木曜日 ※木曜日が祝日の場合開館 ※展示替期間は休館 |
観覧料 | 一般 1,760円(1,430円) 高大生 1,100円(770円) 中学生以下 無料 シニア割引 1,540円 障害者割引 無料
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TEL | 0557-84-2511 |
URL | http://www.moaart.or.jp/events/20000154548-00012-2019/ |
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何度も観ても感動します。その他屏風では長谷川等伯の作品、桃山期の資料としても価値の高い洋人奏楽図屏風。絵画では光琳の大黒天図、寒山拾得図、抱一の雪月花の三幅は必見です。仏像では運慶の孫世代の作品が2品、康俊の太子2歳像、康円の四天王眷属像、奈良期の十一面観音立像等の名品が。
4.0
紅白梅図屏風は素晴らしい、゛圧巻゛です。
ゆっくりと鑑賞ができる素晴らしい美術館だと思います。
せっかくなので、熱海梅園にも立ち寄り、週末を大いに満喫しました。
5.0
初めての訪問でした。国宝も重文も所蔵品のほとんどが撮影出来る事に驚きました。
書がよく理解出来ない私でも見とれる作品も多くありました。
「特集陳列 室瀬和美」の蒔絵の素晴らしさにただただ感動してきました。近年の作品だからでしょうか?ライトを当て 独立したショーケースで全方面から鑑賞が可能。感嘆の声が絶え間なく聞こえてきました!
常々伝統工芸の展示に不満があったのですが、今回は大満足です。
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