この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
20世紀は「戦争の世紀」ともいわれます。二度にわたる世界大戦で人類の危機とでもいうべき大量の殺戮と破壊をもたらした後も安寧を迎えることはなく、米国、旧ソ連を軸とする東西の冷戦に起因する朝鮮戦争やベトナム戦争、ソ連のアフガン侵攻などが勃発しました。
21世紀を迎えてもなお、世界のどこかでひとときも収まることなく戦争が続いています。
戦争の悲惨な傷痕に今なお苦しむ声なき民に向きあい、平和の尊さを問いつづける大石芳野。
広島や長崎、沖縄、朝鮮半島に大きな傷を残している太平洋戦争の後遺症をはじめ、メコンの嘆きと言われるベトナム、カンボジア、ラオスの惨禍、そして民族や、宗教・宗派の対立で苦しむアフガニスタン、コソボ、スーダン、ホロコースト......。
本展では約40年にわたり、戦争の犠牲となった人々を取材し、いつまでも記憶される戦禍の傷にレンズを向けてきた作品約150点を展覧します。
◆大石芳野(おおいしよしの)
写真家。戦禍や内乱など困難な状況にありながらも逞しく誇りをもって生きる人びと、そして、土着の文化や風土を大切にしながら生きる人びとが主なテーマ。
著作:『沖縄に活きる』『沖縄 若夏の記憶』『HIROSHIMA 半世紀の肖像』『無告の民 カンボジアの証言』『カンボジア苦界転生』『ベトナム凜と』『夜と霧は今』『子ども戦世のなかで』『<不発弾>と生きる 祈りを織るラオス』『隠岐の国』『黒川能の里』『福島 FUKUSHIMA 土と生きる』『戦争は終わっても終わらない』他。共著:『魂との出会い』鶴見和子、『レンズとマイク』永六輔、他。受賞:土門拳賞、エーボン女性大賞、紫綬褒章、JCJ賞、他。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2019年3月23日(土)~2019年5月12日(日) |
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会場 | 東京都写真美術館 Google Map |
住所 | 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 ※月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館 |
観覧料 | 一般 1000円(800円) 学生 800円(640円) 中高生・65歳以上 600円(480円)
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TEL | 03-3280-0099 |
URL | https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3114.html |
東京都写真美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 関連イベント・講演会
1階ホールにて講演会を開催します。
参加無料(ただし、要本展観覧券)定員190名
※当日10:00より1階受付にて入場整理券を配布
※講演会のタイトル、内容は変更となる場合があります
「大石芳野講演会」
日時: 2019年3月23日(土)14:00-15:30
「対談:大石芳野× 池内了(天文学者)」
日時: 2019年4月20日(土)14:00-15:30
両日ともに開場は13:30
◆ 大石芳野のギャラリートーク
2019年3月30日(土)13:30 ~
2019年4月13日(土)13:30 ~
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