この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
近代の日本画においても、多様な神々や仏を描いた作家たちがいます。
富岡鉄斎は、石門心学を家学とし、神道、儒教、仏教、老荘思想など絵を持って人々に示すことを実践した文人画家で、中国の神仙では、南極仙を描いた「壽老人」(大正12年)、仏教関係では釈迦や「観世音菩薩」(明治35年)などの作品を描いています。
一方、村上華岳は、初期に劉向の『列仙伝』や葛洪の『神仙伝』を読んで描いた道釈人物画「中国列仙伝」(大正4年)を残しています。
華岳の芸術観は「製作は密室の祈り」という言葉に集約されるように、自己の内面を深めるよう思索することで、このことが「仏画」へと向かわせ、「観世音菩薩」(大正15年)が制作されました。
本展は、「神仙」と「菩薩」をキーワードに、富岡鉄斎や村上華岳の道釈画を中心に、入江波光「天女」、高村光雲「西王母」なども交え、館蔵品約20点を紹介いたします。
◆洋画・版画セレクション
浅井忠、岸田劉生、小出楢重、国吉康雄、村山槐多、須田国太郎などの洋画、長谷川潔、駒井哲郎の版画、併せて約30点を館蔵品からセレクトして紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年3月8日(金)~2019年5月26日(日)
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会場 | 中野美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市あやめ池南9丁目946-2 |
時間 | 10:00~16:00 (最終入場時間 15:45) |
休館日 |
月曜日 ※4月29日(月)、5月6日(月)は開館 ※4月30日(火)、5月7日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 600円 シニア(65歳以上)/大・高生 500円 中・小生 250円 |
TEL | 0742-48-1167 |
URL | http://www.nakano-museum.jp/ |
割引券 | http://www.nakano-museum.jp/guide/index.html#waribiki |
中野美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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