4.0
日本画の名画と対面
チケットを頂いて見に行きました。
混雑もあまりなく見ることが出来ました。桜の美しい「醍醐」、そして「鳴門」「門」は日本画の素晴らしさを目の当たりに出来る作品でした。「醍醐」は期待通りに美しいものでしたが、思いがけず良かったのが「門」。空間の静謐さが見ているこちらに迫ってくるものでした。
良いものばかり見られて見ごたえがありました。日本画専門の山種美術館、今後の展覧会も期待したいところです。
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2016(平成28)年、山種美術館は開館50周年を迎えます。当館は、山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創立者である山﨑種二(1893-1983)のコレクションをもとに、1966(昭和41)年、日本初の日本画専門美術館として開館しました。現在、約1800点におよぶ所蔵品のうち、中核をなす近代・現代日本画のコレクションは、種二と画家達との親しい交友を通し、収蔵された点に特徴があります。
開館50周年記念第1弾として開催する本展では、国内屈指の作品数(135点)を有し、まだ無名だった研鑽の時代から50年以上にわたり、当館の歴代館長と親しく交流した画家・奥村土牛(1889-1990)に焦点を当て、その全貌をご紹介します。
土牛は、画家志望であった父親のもと10代から絵画に親しみ、梶田半古(1870-1917)の画塾で生涯の師と仰ぐ小林古径(1883-1957)に出会います。38歳で院展初入選と遅咲きでありながらも、40代半ばから名声を高め、100歳を超えても制作に取り組みました。また、半古や古径から学んだ「写生」や「画品」を重視する姿勢を生涯貫き、「絵を通して伝わってくるのは作者の人間性」という自らの言葉を体現するような、清らかで温かみ溢れる作品を数多く生み出しました。
本展では、画業の初期の作品《麻布南部坂》(個人蔵)、《胡瓜畑》(東京国立近代美術館)から、活躍の場であった院展への数々の出品作《雪の山》、《聖牛》、《城》などを中心に、古径を偲んで描いた《醍醐》、《浄心》や、実景の丹念な写生に基づく《鳴門》といった代表作など、他所蔵先から拝借した名品を含め約60点を通し、土牛の101年の生涯をたどります。
土牛という雅号は、「土牛石田を耕す」の中国・唐の詩から父親が名付けたものです。その名の通り、地道に画業へ専心し続けた土牛。80歳を超えてなお「死ぬまで初心を忘れず、拙くとも生きた絵が描きたい」と語り、精進を重ねました。山種美術館が開館50周年を迎えるこの機会に、当館と縁が深く、近代・現代を代表する日本画家として、人々に愛されている土牛の作品と生涯をご紹介いたします。
会期 | 2016年3月19日(土)~2016年5月22日(日) |
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会場 | 山種美術館 Google Map |
住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 |
時間 |
10:00~17:00
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休館日 |
月曜日 ※但し、3/21・5/2 は開館、3/22 は休館 |
観覧料 | 一般 1,200 円(1000円) 大高生 900 円(800円) 中学生以下無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.yamatane-museum.jp/ |
4.0
チケットを頂いて見に行きました。
混雑もあまりなく見ることが出来ました。桜の美しい「醍醐」、そして「鳴門」「門」は日本画の素晴らしさを目の当たりに出来る作品でした。「醍醐」は期待通りに美しいものでしたが、思いがけず良かったのが「門」。空間の静謐さが見ているこちらに迫ってくるものでした。
良いものばかり見られて見ごたえがありました。日本画専門の山種美術館、今後の展覧会も期待したいところです。
5.0
今までも山種の他の展覧会でいくつかの作品はみたことがあったのですが、
醍醐の桜くらいしか印象に残っていませんでした
今回こんなにもたくさんの作品を鑑賞し、生き物や土地にたいしても優しいまなざしを感じました
とくに動物たちはみなかわいかったです
百歳近くになっての作品も多々あり、気力に圧倒されました
山種の初代館長さんへの絵手紙もとても暖かいものでした
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