黄昏の絵画たち 近代絵画に描かれた夕日・夕景

山梨県立美術館

  • 開催期間:2019年6月22日(土)~2019年8月25日(日)
  • クリップ数:4 件
  • 感想・評価:4 件
黄昏の絵画たち 近代絵画に描かれた夕日・夕景 山梨県立美術館-1
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黄昏の絵画たち 近代絵画に描かれた夕日・夕景 山梨県立美術館-6
カミーユ・ピサロ 《ルーアンの波止場・夕陽》 1896年 ヤマザキマザック美術館
クロード・モネ 《橋から見たアルジャントゥイユの泊地》 1874年 三重県立美術館
ライオネル・ファイニンガー《夕暮れの海Ⅰ》 1927年 愛知県美術館
高橋由一《芝浦夕陽》 1877年頃 金刀比羅宮
藤島武二《池畔納涼》 1897年 東京藝術大学
ジョルジュ・ルオー 《避難する人たち(エクソドゥス)》 1948年 パナソニック汐留美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

過ぎ去った時間への郷愁を誘うとともに、繰り返し訪れる明日を予感させる「夕日・夕景」は、洋の東西を問わず、古来、多くの人々の心を捉えてきました。

西洋の絵画において、つかの間に変化する夕刻の光は、17世紀に「風景画」が成立し、自然を観察して描くことの重要性が高まって以来、画家たちによって探求されるテーマとなりました。

19世紀のターナー、コンスタブル、ミレーやルソーといったバルビゾン派の画家たち、モネやピサロといった印象派の画家たち、そして20世紀のモダニズムの展開へ、「夕日・夕景」のテーマは引き継がれていきます。

また、明治時代に西洋絵画の技術と文化が本格的にもたらされた日本では、それまで自国の文化のなかで培われてきた情緒や象徴性と結びつきながら、絵画における「夕日・夕景」の表現が展開しました。

本展では、西洋絵画から浮世絵、日本画まで、約160点を展観し、「黄昏の絵画たち」の豊かな世界をひもときます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2019年6月22日(土)~2019年8月25日(日)
会場 山梨県立美術館 Google Map
住所 山梨県甲府市貢川1-4-27
時間 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 6月24日(月)、7月1日(月)、8日(月)、16日(火)、22日(月)、29日(月)、8月5日(月)、19日(月)
観覧料 一般 1,000円(840円)
大学生 500円(420円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
    ※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参)
    ※県内65歳以上の方は無料(健康保険証等持参)
    ※障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料
TEL055-228-3322
URLhttps://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/

山梨県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

山梨県立美術館 山梨県立美術館

講演会・イベント情報EVENT INFORMATION

◆ 記念講演会
講師:柳原一徳氏(島根県立美術館 専門学芸員)
日時:7月20日(土)午後2:00~3:30
場所:講堂
※申込不要、聴講無料

◆ 大人のための美術講座
講師:担当学芸員
日時:8月18日(日)午後1:30~2:00
場所:講堂
※申込不要、聴講無料

◆ 担当学芸員によるギャラリー・トーク
日時:8月18日(日)午後2:30~
場所:特別展示室
※申込不要、特別展チケットが必要です。

◆ 夏休み企画
気象予報士と一緒に展覧会を楽しもう!
UTYテレビ山梨の夕方の番組でおなじみの気象予報士が、展覧会の作品を空の専門家の目線で楽しく解説します。
講師:小塚恵理子氏(気象予報士)
日時:7月28日(日)午後2:00~3:00
定員:120名
申込期間:6月22日(土)~7月25日(木)
場所:講堂
※聴講無料
※小学校高学年以上を主な対象としますが、幅広い年齢の方にお楽しみいただける内容です。

◆ 山梨県立科学館コラボ企画
こども美術館「ペットボトルで夕日を作ろう!」
夕日はなぜ赤い?楽しい実験と展覧会鑑賞を通して、夕日の秘密に迫ります。
夏休みの自由研究にもピッタリです。
講師:櫻井英雄氏(山梨県立科学館 事業課長)
市川大睦氏(山梨県立科学館 事業課)
日時:8月9日(金)
①午前10:30~11:30 ②午後1:30~2:30
対象:小学生・中学生(小学校1~3年生は保護者同伴)
定員:各回保護者を含めて30名程度
場所:ワークショップ室・特別展示室
申込期間:6月22日(土)~8月2日(金)
※参加無料

申込方法などの詳細はこちら

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

ゆったり見られて満足です

思ったより作品数が多く、量的にも充実していましたが、混雑してなくて一枚一枚順番にじっくり見たのは久しぶりで大満足でした。美術館の敷地内もきれいな庭やオブジェや建物があり、一日中のんびり過ごせてよかったです。カフェには山梨の銘菓信玄餅の変わったスイーツがあったので、次は食べてみたいと思いました。

3.0

見応えたっぷり

入り口入ってすぐの2枚の絵に、まず圧倒されます。存分に味わった後、展示室の奥へ進むと、そこには洋画から始まって、浮世絵や掛け軸までバラエティに富んだ夕景が待っています。およそ100点近い(以上?)作品が展示されていますので、じっくり観ようとすると、特別展だけでも3時間ほど要します。なお、展示室内は冷房の効きが良く、身体が冷えるため、長時間滞在する場合は防寒対策をしていくことをお勧めいたします。

3.0

少し想定外

風景画好きの中学生の子どもと二人で見に行きました。
テーマが黄昏・夕日・夕景なので絵の印象が暗めのものが多いです。バルビゾン派、印象派から近代画まで様々な画風が集められています。
後半は日本人画家によるものが中心でちょっと迫力の点で西洋画家に見劣りするような気がしました。
昼食は甲府でも食べられる吉田うどんがおすすめです。

4.0

豊富な展示

8月の平日に観覧。夏休み中とあって親子連れや中学生の姿がちらほら。特別展入り口は天井が高く、広々した感じ。第1部は西洋編。シスレーの色彩が明るく目立っていました。結界がなく、すぐ近くで筆の運びがみられる絵もあり、感動しました。続いて日本編。精密な版画など、非常に美しいです。個人的には清宮質文の作品群がなんともいえぬ味を出していて気に入りました。常設展も展示が多く、じっくり見るなら3時間くらいは必要かもしれません。

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