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アタゴオルおちゃらけ感がツボ!
招待券で行って来ました岩手県立美術館(3年前の八王子夢美術館以来です)
北斎の原画(資料)と並べて展示してあって両者を見比べらられるんで面白かったです!先生の”なんで北斎はこの構図にしたんだろう?”とか北斎と対峙し悩み、ならばこう描いてみようと、アタゴオル化されていく過程の解説が大変興味深かったです!
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特徴ある猫のキャラクターと独特のファンタジーで多くのファンを魅了する漫画家ますむらひろし(1952年山形県生まれ、千葉県在住)。
宮沢賢治の童話を猫の登場人物で漫画化したシリーズや、アニメーション映画「銀河鉄道の夜」(杉井ギサブロー監督)の原案者としても知られています。
1973年に週刊『少年ジャンプ』の手塚賞に準入選し漫画家デビューを果たしたますむらは、70年代より、ユーモラスな猫ヒデヨシと個性豊かなキャラクターが繰り広げる物語、漫画「アタゴオル」シリーズを制作してきました。
猫と人の理想郷「アタゴオル」は宮沢賢治の心象世界「イーハトーブ」に呼応させながら、ますむらが作り上げた空想の世界です。長らく多くの読者に支持されたそのキャラクターは、シチューのCMのほか、大手メーカーの広告に起用され、お茶の間で人気を呼びました。
2005年からますむらは、カラーイラスト「アタゴオル×北斎」を発表。葛飾北斎の描く日本の美しい景勝地の浮世絵に「アタゴオル」の住人たちが溶け込んだ本シリーズの一点一点には、ますむらによる解説文が付けられています。
そこでは、浮世絵を模写し「アタゴオル」の要素を加える際の考えやそのプロセス、北斎の画業についての見解が、北斎への尊敬と畏敬の念を持って語られています。
本展では、この「アタゴオル×北斎」シリーズを中心に、登場人物を猫の姿に置き換えつつも原作の文章を忠実に表現した宮沢賢治童話のシリーズ等、ますむらの繊細で色鮮やかなカラーイラスト作品を多数紹介します。
このほか、漫画原稿や創作ノート、作中の小道具の参考資料として使われた、作家自身が所蔵する鉱物や古道具なども併せ、約200点を展示。この機会に、ますむらひろしが生み出す緻密で独創的な世界をじっくりお楽しみください。
会期 |
2019年1月3日(木)~2019年2月17日(日)
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会場 |
岩手県立美術館
![]() |
住所 | 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 |
時間 | 9:30~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 1月15日、2月12日 ※1月14日、2月11日は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 高校生・学生 600円(500円) 小学生・中学生 400円(300円)
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TEL | 019-658-1711 |
URL | http://www.ima.or.jp/exhibition/temporary/20190103.html |
◆ アーティストトーク
2019年1月12日(土)10:00~11:00
場所 企画展示室
講師 ますむらひろし氏(漫画家)
作家から出品作品や制作についてのお話を伺います。参加希望者は本展観覧券をお持ちの上、直接企画展示室にお越しください。
◆ アーティスト対談
「賢治と盛岡ーイーハトーブの夢を紡いだ街」
2019年1月12日(土)13:00~14:30
場所 ホール
講師 ますむらひろし氏(漫画家)× 牧野立雄氏(宮沢賢治研究家)
作家が、親交のある宮沢賢治研究家との対談を行います。参加希望者は当日直接ホールにお越しください。参加無料です。
◆ サイン会
2019年1月12日(土)15:00~16:00
場所 ホール
参加ご希望の方には、当日9:30よりグランド・ギャラリーの特設受付で整理券を配布します。整理券を受け取り、当日に特設売店にて『ますむらひろし 北斎画集』またはますむら氏著書をご購入の上、10分前までにホールにお越しください。なお、お一人様につき1冊限りです。
◆ 作家と巡る宮沢賢治ゆかりの地バスツアー
「ますむらさんとイーハトーブ波を受信しよう!」
2019年1月13日(日)10:00~16:00
場所 岩手県立美術館、盛岡市内各所、小岩井農場周辺
宮沢賢治にまつわる場所を巡りながら、講師のお話を伺います。
詳細・お申込みはこちらから
◆ 岩手県立美術館学芸員によるギャラリートーク
2019年1月4日(金)、1月18日(金)、2月1日(金)、2月15日(金)14:00~
詳細はこちらから
その他、イベント
アート・シネマ上映会
ヒデヨシと握手しよう!
最上川ブラザーズ・トリオ!!
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招待券で行って来ました岩手県立美術館(3年前の八王子夢美術館以来です)
北斎の原画(資料)と並べて展示してあって両者を見比べらられるんで面白かったです!先生の”なんで北斎はこの構図にしたんだろう?”とか北斎と対峙し悩み、ならばこう描いてみようと、アタゴオル化されていく過程の解説が大変興味深かったです!
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ますむらひろしのアタゴオル世界の大ファンであり、宮沢賢治のファンでもあるので、これはもう、行かねばならないと思い、ホテルを予約して泊りがけで行ってきました。デビュー当時の作品から最近の作品まで、広い会場に驚くほど多くの作品が展示され、集中しすぎて途中何度か休憩をとりました。外は雪、厳寒の盛岡と宮沢賢治の世界が重なって・・・忘れられない体験になりました。展覧会に合わせての特別ランチもおいしかったです。
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ますむらひろし《あむちゃん》1986年発表 ©ますむら・ひろし
ますむらひろし《酔いどれ鉄の肖像》1976年発表 ©ますむら・ひろし
ますむらひろし《銀河鉄道の夜》1983年発表 ©ますむら・ひろし
ますむらひろし《森に聴かせてる》1993年発表 ©ますむら・ひろし
ますむらひろし《尾州不二見原(富嶽三十六景)》2010年発表 ©ますむら・ひろし
ますむらひろし《米沢市立興譲小学校創立130周年記念ポスター》2010年発表 ©ますむら・ひろし