この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
日本の社会は、明治の海外からの技術や知識の伝来や、国家による軍隊や学校などの制度の施行、昭和の第二次世界大戦の敗戦などによって大きな変化をこうむり、その時々の子どものありようや人びとの子ども観に影響を与えました。
本展では、江戸時代から戦後のさまざまな玩具をつうじ、子どもや子どもをめぐる社会の変遷とその意味を探ります。
◆日本の玩具が大集合!
本展では、教育玩具から戦後登場したテレビ番組のキャラクター玩具まで、明治時代から1970年代の日本の玩具が一堂に会して展示されます。懐かしいものや今見ると新鮮なもの、さまざまな玩具の中から、お気に入りの一品を見つけてみてください。
◆社会の変遷とともに変化する玩具を紹介
富国強兵の政策のなかでの戦争を題材にした玩具の登場や、高度経済成長以降の新しい工業・科学技術を反映した玩具など、 世相や流行の変遷とともに玩具も変化し、子どもたちの遊びにも影響を与えてきました。本展では、そうした変化を概観し、玩具と時代と子どものかかわりを紹介します。
◆これからの子どもたちの姿とは?
最後のセクション「遊び続ける子どもたち」では、あえて玩具を展示せず、メッセージカードや伝言板を設置しています。玩具への思いや、展示をご覧になった感想、また新たに思いついた遊びなど、思い思いのメッセージを書き込んでいただき、これからの子ども像について思いを馳せてみてください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年3月21日(木・祝)~2019年5月28日(火)
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会場 | 国立民族学博物館 Google Map |
展示室 | 国立民族学博物館 特別展示館 |
住所 | 大阪府吹田市千里万博公園10-1 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
水曜日 ※ただし、5月1日(水・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 420円 (350円) 高校・大学生 250円 (200円) 中学生以下 無料
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TEL | 06-6876-2151 (代表) |
URL | https://www.minpaku.ac.jp |
国立民族学博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ みんぱくゼミナール
「教育玩具とその時代―子ども・おもちゃ・教育」
会 場:国立民族学博物館 セミナー室ほか
※メイン会場が満席の場合は中継会場となります
日 時:4月20日(土) 13:30~15:00(13:00 開場)
講 師:是澤博昭(大妻女子大学 准教授)
笹原亮二(本館 教授)
参加方法:申込不要、参加無料
※参加券を12:30からインフォメーション前(本館1 階)にて配布します。
内 容:本展は、子どもをめぐる社会の変遷をテーマのひとつにしています。ここでは近代教育の対象として、幼児を含む子ども全体を意識し始める過程を玩具から振り返ります。
◆ みんぱくウィークエンド・サロン
―研究者と話そう
研究者が展示場に登場し、展示や研究についてお話しします。
「特別展「子ども/おもちゃの博覧会」を巡って」
会 場:国立民族学博物館 特別展示館
日 時:3月31日(日) 14:30~15:00
講 師:笹原亮二(本館 教授)
参加方法:申込不要、要展示観覧券
内 容:本展のねらいや構成、展示資料などについて紹介します。
◆ 「戦後のおもちゃ」
会 場:国立民族学博物館 特別展示館
日 時:4月14日(日) 14:30~15:00
講 師:日髙真吾(本館 教授)
参加方法:申込不要、要展示観覧券
内 容:戦後のおもちゃは、敗戦後から、高度経済成長にかけて大きく変化した社会情勢に呼応するようにさまざまな形で展開していきました。ここでは、戦後日本の社会の変化とおもちゃの変遷について解説します。
◆体験コーナー「いっしょにあそぼ!」
会場:国立民族学博物館 特別展示館2階
日時:特別展会期中、常時開設
参加方法:申込不要、要展示観覧券
内容:昔の遊びを体験できるコーナーです。
◆関連ワークショップ
会場:国立民族学博物館 特別展示館2階 特設コーナー
日時:開催日時についてはみんぱく公式サイトをご確認ください。
参加方法:申込不要、要展示観覧券
内容:MMP(みんぱくミュージアムパートナーズ)による昔の遊びに関する関連ワークショップ
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