4.0
コンパクト
想像している以上に良品を揃えている展覧会ですが、街中のビルの4階にあり週末でもそれほど混んでおらず、ストレスなく観覧できます。
百人一首かるたや浦島物語絵巻など、誰でも知っているような美術品が並び、解説も平易で安心して見ることができます。
他館に比べて照明が暗めなのも良いと思います。
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中之島香雪美術館の開館記念展「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」は、朝日新聞社の創業者・村山龍平(1850~1933)が収集した美術品の中から、約300点を選りすぐり、1年間5期にわたって紹介しています。
館所蔵品は重要文化財19点、重要美術品23点を数え、時代や作家を代表する名品も多くあります。これらの所蔵品に、村山家から寄託された美術品を加えた「村山コレクション」は、これまでまとまった形で紹介されたことはなく、今回が初めて全容を公開する機会となります。
第Ⅰ期展「美術を愛して」、第Ⅱ期展「美しき金に心をよせて」、第Ⅲ期展「茶の道にみちびかれ」、第Ⅳ期展「ほとけの世界にたゆたう」に続き、12月15日(土)からは第Ⅴ期展「物語とうたにあそぶ」がスタートします。
◆ みどころ
開館記念展の最後は「物語」と「うた」です。村山龍平の美術品収集の中心は、刀剣、茶道具、仏教美術ですが、「物語」や「うた」を主題とすることの多い「やまと絵」もコレクションに彩りを添えています。
龍平は、手本を写しただけのものとして評価が高くなかった近世以降の作品も含めて、中世から近代までのやまと絵を丁寧に収集しています。明治42年(1909)には、やまと絵を大きく取り上げた「大和絵特別陳列」が京都帝室博物館で行われました。龍平はその展示に所蔵品を3点出品するなど、研究や普及に積極的な姿勢も見られます。
本展では、「物語」と「うた」を主題とする絵画や書、工芸品を展示します。明治32年(1899)の『國華』に掲載されて以来の紹介となる「伊勢物語図色紙」や、初公開の「源氏系図」、我々もよく知る浦島物語の絵巻など、村山コレクションの知られざる一面をお楽しみください。
会期 |
2018年12月15日(土)~2019年2月11日(月・祝)
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会場 | 中之島香雪美術館 Google Map |
住所 | 大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4階 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 祝日の場合は翌火曜日 年末年始 12月29日~2019年1月7日 |
観覧料 | 一般 900円(700円) 高大生 500円(350円) 小中生 200円(100円)
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TEL | 06-6210-3766 |
URL | https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/ |
◆ 第7回【中之島香雪美術館開館記念 連続講演会】四辻 秀紀 氏(徳川美術館 学芸部 部長)
講演会「うたと物語の美術」
2018年12月22日(土)
14:00~15:30(13:30 受付開始)
会場:中之島会館(大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階、中之島香雪美術館隣)
参加料:1300円(美術館入館料を含む)
◆ ギャラリートーク(学芸員による解説)
12月23日(日・祝)、2019年1月20日(日)
各日、15:30から1時間程度、展示室にて
4.0
想像している以上に良品を揃えている展覧会ですが、街中のビルの4階にあり週末でもそれほど混んでおらず、ストレスなく観覧できます。
百人一首かるたや浦島物語絵巻など、誰でも知っているような美術品が並び、解説も平易で安心して見ることができます。
他館に比べて照明が暗めなのも良いと思います。
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