この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
快適で良質な毎日の生活を支えるため、街全体をデザインする基礎となる土木。道路や鉄道などの交通網、携帯電話やインターネットなどの通信技術、上下水道、災害に対する備えなど、私たちの日常生活に必要不可欠な存在です。「土」と「木」で表す土木は、私たちの生活環境そのものであり、また英語ではCivil Engineeringと表現されるように「市民のための技術」なのです。
現在の日常生活の土台は、古来の伝統技術、近代における研究と技術の発展など、多くの努力と工夫が積み重なって形成されています。しかし、私たちの毎日の暮らしは土木とつながっているにもかかわらず、それを実感する機会は多くありません。「土木展」は、これらのことを改めて見つめ、再発見と実感を促すことで、より良い未来を考えるきっかけとなることを目指しています。本展では、土木のエキスパートたちによる展覧会企画チームと、参加作家のデザイナーやアーティストがリサーチを行い、幅広い方々により深く土木を知っていただく展示作品を計画しています。
イントロダクションでは、自然と向き合う日本の名土木をマップで紹介するほか、プロジェクションやドローイングを通して暮らしにおける土木の背景を見つめます。「土木オーケストラ」と題された展示空間では、高度経済成長期から現代にいたる土木の歴史を振り返りながら、その迫力を音と映像で表現します。
また、道路や橋などの土木施設を「ほる」「ためる」「つむ」「ささえる」などの行為を通して分析し、多彩な参加作家によるインスタレーション作品を通して、楽しく、わかりやすく伝える、参加型作品も取り入れられた展覧会です。
地形や自然環境は各地で異なり、人々が活動するために必要な社会基盤は、地域によって異なります。「土木展」では、日々の生活の根底を支えるデザインを伝え、生活環境を整えながら自然や土地の歴史と調和するデザインについて考えます。
展覧会ディレクターには、全国の駅舎や橋梁の設計、景観やまちづくりなどのデザインを手がけ、土木と建築の分野に精通する西村 浩を迎えます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2016年6月24日(金)~2016年9月25日(日) |
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会場 | 21_21 DESIGN SIGHT Google Map |
住所 | 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン |
時間 |
10:00~19:00
(最終入場時間 18:30)
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休館日 |
火曜日 年末年始、展示替え期間 |
観覧料 | 一般 1,400円 大学生 800円 高校生 500円 中学生以下 無料
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TEL | 03-3475-2121 |
URL | http://www.2121designsight.jp/ |
21_21 DESIGN SIGHTの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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