4.0
リアルに心に響きます
美しい写真というのとちょっと違うのですが現実をありのままに写したもの、という感じで、とても身近で親しみやすい写真がたくさんです。
シュールなもの、現実とちょっと違うもの、改めて見る方向性によってこんなに違ったものに見えるもの、などなど、面白かったです。
写真展をあまり見ない自分ですが、ここの展覧会はとても興味が惹かれるものが多いので毎回見に行くようになりました。
となりにある、カメラの展示(常設?)も面白いです。
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現代の写真表現は、1900年代にアルフレッド・スティーグリッツが提唱した「ストレート・フォトグラフィー」を出発点の一つとしています。
絵画的表現から分離し、レンズの直截な描写を生かす写真独自の芸術を求めようとしたこの潮流は、フォト・セセッション(写真分離派)を中心として始まり、現在も世界中で発展しつづけるすべての写真表現の源流の一つを成したと捉えることができるでしょう。
アメリカではその後、1932年にエドワード・ウェストンやイモジェン・カニンガム、アンセル・アダムスらによって「グループf.64」が結成され、ストレート・フォトグラフィーの美学がプリント作品として極められていきました。そして、1940年代、50年代に入ると、彼らと後進の写真家たちによって、アメリカの写真は自然や宇宙、人間の営みをも示唆する精神性に満ちた独自の写真表現へと進化していきました。
本展は、京都国立近代美術館の協力を得て、同館所蔵の写真コレクション「ギルバート・コレクション」より、「近代写真の父」と称されるアルフレッド・スティーグリッツをはじめ、イモジェン・カニンガム、エドワード・ウェストン、アンセル・アダムス、ハリー・キャラハンら、アメリカ近代写真を代表する10人の写真家たちによる珠玉の写真作品、約70点を一堂に展示します。
ギルバート・コレクションは、米国シカゴ在住のアーノルド&テミー・ギルバート夫妻が約20年間にわたり収集した世界屈指の写真コレクションです。1986年、その膨大な写真コレクションの中から精選された1,050点が京セラ株式会社によって購入され、日本初の大規模な写真コレクションとして京都国立近代美術館に寄贈されました。
同コレクションの最大の特徴は、1930年代から50 年代のいわゆる近代写真の巨匠たちによる充実した作品群にあります。また、ニュー・バウハウス(シカゴ・インスティテュート・オブ・デザイン)の写真家たちによる作品を豊富に有している点においても特に優れており、内容、質ともに大変価値の高い写真コレクションとなっています。
ギルバート・コレクションのまさに至宝というべき傑作の数々は、アメリカの近代写真の表現と歴史を、直に現代に伝えるものです。巨匠たちが追求し、その頂点を極めたオリジナル・プリントを通じて、現代の写真表現の源流を再認識し、写真表現の本質とは何か、これからの時代における写真の可能性がどこにあるのかを見つめ直すきっかけになれば幸いです。
会期 | 2018年11月9日(金)~2018年11月28日(水) |
---|---|
会場 | FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) Google Map |
住所 | 東京都港区赤坂9-7-3 |
時間 | 10:00~19:00 (最終入場時間 18:50) |
休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 入場無料 |
TEL | 03-6271-3350 |
URL | http://fujifilmsquare.jp/detail/1811090123.html |
4.0
美しい写真というのとちょっと違うのですが現実をありのままに写したもの、という感じで、とても身近で親しみやすい写真がたくさんです。
シュールなもの、現実とちょっと違うもの、改めて見る方向性によってこんなに違ったものに見えるもの、などなど、面白かったです。
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