この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
浮世絵の赤色には天然染料である紅(紅花)が主に用いられました。それは高級品であったことから、一枚の浮世絵で多量に使われることは稀でしたが、透明感のある鮮やかで強い発色は、僅かに用いるだけで浮世絵を華やかに演出しました。明治時代になると海外からの新しい絵具の導入によって、浮世絵の赤は新しい時代の特徴として、より鮮やかな赤色(洋紅)へと変遷していきます。
本展覧会では赤の色彩が魅力的な浮世絵とともに、紅花などの天然染料を素材とした辻けいの作品をご紹介します。現代では目に触れる機会の少なくなった、古くから受け継ぐ伝統の色とそれを用いた革新的な表現に迫ります。
◆現代作家 辻けい プロフィール
美術家。東北芸術工科大学教授。1980年代より自ら染織した布を用い、世界各地の水辺、森、砂漠等を訪ね、フィールドワーク・インスタレーションを展開。自己(染織した布)と時空(自然界の原理)との関わりを探求し続けている。特に近年は「あか」を主題とした数多くの作品を制作する。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年2月2日(火)~2016年3月31日(木)
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会場 | 静岡市東海道広重美術館 Google Map |
住所 | 静岡県静岡市清水区由比297-1 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※祝日の場合は開館、翌平日休館 |
観覧料 | 一般 510 円(410 円) 大学生・高校生 300 円(240 円) 中学生・小学生 120 円(100 円)
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TEL | 054-375-4454 |
URL | http://tokaido-hiroshige.jp/ |
静岡市東海道広重美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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