5.0
初めてじっくり、琵琶を見ました。
楽器をじっくり鑑賞する機会も、なかなかありませんが、まして琵琶ともなると、本当に初めてでした。
琵琶に描かれた絵も見事でしたし、使い込んで擦り切れたと思われるものもあり、楽譜や絵巻などの展示とともに、江戸時代の音楽文化が感じられて、とても良かったです。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 853 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
国立歴史民俗博物館が所蔵する紀州徳川家伝来楽器コレクション(161件)は、主として紀州藩の第十代藩主徳川治宝(とくがわはるとみ・1771~1852)によって収集されたものと伝えられています。
意欲的な文化政策を推進したことで有名な治宝は、のちの伝えによれば、特別に勅許を得て黄金五万両を投じ、国内外、古今の楽器を集めたといいます。
コレクションは、雅楽器を中心に、吹きもの(管楽器)・弾きもの(弦楽器)・打ちもの(打楽器)など各種の楽器や、楽譜、調律具、収納袋や箱などの附属品、さらに楽器にまつわる情報を記した附属文書から構成されており、楽器史や音楽史上きわめて重要な資料です。
今回の特集展示では、この中から、琵琶をとりあげ、附属品や附属文書とともに展示します。コレクション中の琵琶は23面におよびますが、そのうち12面に関しては、平成22年度に開催した特集展示において紹介しています。そこで、2回目となる今回は、前回の展示で出品しなかった11面を中心に展示します。
治宝が雅楽を嗜んでいたことを示す琵琶の楽譜や、享和3年(1803)十月、江戸藩邸において催された管絃の様子を表す絵巻(赤阪御薗積翠池試楽図并記)も琵琶とともに展示し、江戸後期の大名家を中心とした音楽をめぐる文化の一端をご覧いただけます。
なお、本資料は最大級の日本古楽器コレクションとして広く知られており、平成17年度に特別企画「紀州徳川家伝来の楽器」、平成24年には企画展示「楽器は語る―紀州藩主徳川治宝と君子の楽―」を開催し、主要なものを紹介してまいりました。また、平成15年度に刊行した『国立歴史民俗博物館資料図録3紀州徳川家伝来楽器コレクション』、および<データベースれきはく>において、その豊富な資料情報を公開しています。
会期 | 2018年10月30日(火)~2018年12月9日(日) |
---|---|
会場 | 国立歴史民俗博物館 Google Map |
住所 | 千葉県佐倉市城内町117 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 祝日の場合は開館し、翌日が休館 |
観覧料 | 一般 420円(350円) 高校生・大学生 250円(200円) 中学生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.rekihaku.ac.jp |
5.0
楽器をじっくり鑑賞する機会も、なかなかありませんが、まして琵琶ともなると、本当に初めてでした。
琵琶に描かれた絵も見事でしたし、使い込んで擦り切れたと思われるものもあり、楽譜や絵巻などの展示とともに、江戸時代の音楽文化が感じられて、とても良かったです。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
千葉県で開催中の展覧会