この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
板橋区立美術館は1979年の開館以来、「昭和の前衛美術」、とりわけ戦前に若い芸術家たちが集ったアトリエ村「池袋モンパルナス」に関する作品を中心に収集し、他に類を見ない優れたコレクションを形成してきました。
同館の収蔵作品は、日本近代美術の流れを示すと同時に、生活と制作を懸命に両立させようとした作家たちの存在そのものを浮き彫りにしています。
関東大震災や金融恐慌、それに続くアジア・太平洋戦争、そして敗戦と占領――こうした時代において作家たちはどのような現実を抱え、何を描きとったのでしょうか。そしてまた、元号が移ろうとするいまこの時代を生きる私たちは、当時の作品とどのように対峙できるでしょうか。
本展では、板橋区立美術館の全面的な協力のもと、70名以上の作家による多彩な作品を紹介します。
「池袋モンパルナス」に居を構えた麻生三郎、寺田政明、松本竣介たちをはじめ、男性偏重の美術界で貪欲に制作を続けた芥川(間所)紗織、桂ゆきたち女性作家、さらに群馬県出身の福沢一郎、鶴岡政男の作品など約130点が一堂に会します。
また、軍用機生産を担っていた中島飛行機の記録類や、戦意高揚を目的とする双六、紙芝居など、県内の博物館・資料館が所蔵する同時代の貴重な資料もあわせて展示します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年9月15日(土)~2018年12月24日(月・振)
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会場 |
群馬県立館林美術館
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住所 | 群馬県館林市日向町2003 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 9月18日、9月25日、10月9日(いずれも火曜日) ※ただし9月24日、10月8日、12月24日は開館 |
観覧料 | 一般 820円 (650円) 大高生 410円 (320円)
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TEL | 0276-72-8188 (代表) |
URL | http://www.gmat.pref.gunma.jp/ex/exnow.html |
群馬県立館林美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

井上長三郎《静物(骨と布)》 1935年

井上照子《まひる》 1953年

難波香久三(架空像)《蒋介石よ何処へ行く》 1939年

福沢一郎《憂川(ダンテ神曲による幻想)》 1946年

鶴岡政男《夜の群像》 1949年 群馬県立近代美術館蔵

芥川(間所)紗織《女》 1955年