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個別の作品に少しは解説がないと、和歌山ゆかりの作家をうまく紹介できていないと思いました。
いつものように展示作品に個別の解説が一切ない展覧会でした。
展示は、和歌山ゆかりの日本人洋画家、日本画家、彫刻家といった作品形態別の展示で、これは頭が整然とした状態で、見やすかったと思います。
でも、せっかく和歌山ゆかりの作家たちをまとめて展示しているのに、個々の活躍や作品の背景などがわからず、残念でした。
ちなみに撮影はOKでした。
この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
和歌山県立近代美術館は作品収集の柱に、まず和歌山県の「郷土作家コレクション」を掲げています。
日本画の下村観山や川端龍子をはじめ、洋画の川口軌外や村井正誠、版画の恩地孝四郎や浜口陽三、さらに彫刻の建畠大夢・覚造親子や保田龍門・春彦親子など、和歌山は日本の近代美術史を彩る多くの美術家たちを輩出しています。
そして、こうした数々の作家たちの活動を物語る作品を収集し、その成果を広く発信する場として、和歌山県立近代美術館は位置しているのです。
2020年に和歌山県立近代美術館は、近代美術館として開館50周年を迎えます。その歩みを再確認しつつ、このたびの展覧会は、これまで蓄積してきた和歌山ゆかりのコレクションが、すなわち日本の近代美術の一断面をも物語る貴重な存在感を示していることを再考します。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2018年9月8日(土)～2018年10月20日(土)
|
|---|---|
| 会場 |
和歌山県立近代美術館
 Google Map |
| 住所 | 和歌山県和歌山市吹上1-4-14 |
| 時間 | 9:30～17:00 （最終入場時間 16:30） |
| 休館日 |
月曜日 ※ただし9月17日・24日、10月8日は開館し翌火曜日休館 |
| 観覧料 | 一般 510円（410円） 大学生300円（250円）
|
| TEL | 073-436-8690 |
| URL | https://www.momaw.jp/ |
和歌山県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
川口軌外《少女と貝殻》1934年 和歌山県立近代美術館蔵
恩地孝四郎《抒情『あかるい時』》1915年 和歌山県立近代美術館蔵
石垣栄太郎《ハーレム裁判所の壁画》（《奴隷解放》の部分）1938年頃 和歌山県立近代美術館蔵
黒住章堂《孔雀牡丹図》1935年 寂光院蔵
田中恭吉《ひそめるもの。》1914年 和歌山県立近代美術館蔵
村井正誠《URBAIN No.1》1936年 和歌山県立近代美術館蔵
建畠大夢《少女胸像》昭和初期 和歌山県立近代美術館蔵