この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
日本人は、古くから山を愛し、信仰の対象として崇め親しんで来ましたが、画家たちも「山」をテーマとした作品を数多く制作し、生命感を持つ「樹」もまた重要なモティーフであったと言えます。
洋画では、修験の山を描いた鹿子木孟郎《大峰山中鐘掛ケ岩》、三輪山を描いた三部作の一点、須田国太郎《夏の午後》、熊谷守一《畝傍山》など奈良の山を描いた作品や、梅原龍三郎《桜島》、林武《金精山(奥日光)》などの油彩の優品から、生命の根源である「樹」を描いた村山槐多《松の群》油彩、また版画では、長谷川潔《再生したる林檎樹》、駒井哲郎《大きな樹》のエッチング作品を紹介します。
一方、日本画では、「山と樹」は西洋の写実的表現とは異なる日本独自の山水画として描かれ、瀟湘八景の一景を描いた横山大観《遠寺晩鐘》、南画的筆致で風景を俯瞰的に捉えた冨田渓仙《嵐狭春宵図》、《花の吉野山》、六甲の山々を信仰にも似た心を重ねるように描いた村上華岳《秋山の図》、《嵒峰秋晩》の作品を中心に、入江波光の風竹画《しぐれ》や榊原始更の具象的風景画《山閑の図》などを紹介します。
中野美術館収蔵作家による「山と樹」を描いた洋画・版画・日本画約50点をご堪能ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年9月7日(金)~2018年11月11日(日)
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会場 | 中野美術館 Google Map |
住所 | 奈良県奈良市あやめ池南9丁目946-2 |
時間 | 10:00~16:00 (最終入場時間 15:45) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 600円 シニア(65歳以上)・大・高生 500円 小・中生 250円
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TEL | 0742-48-1167 |
URL | http://www.nakano-museum.jp/ |
割引券 | http://www.nakano-museum.jp/guide/index.html#waribiki |
中野美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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