5.0
いろいろな文書様式
教科書にも出てくる、有名な歴史上人物の書状を見ることができ、大変興味深かったです。
日本の中世は、政権や社会情勢によって、文書の様式が変化し、印鑑の数や押す場所も色々あって、ギャラリートークを拝聴したことで、さらに様々な視点で鑑賞することができました。
他国の文書と比較することで、日本の文書の特徴も、よくわかりました。
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中世の古文書は、見て面白いものです。
「くずし字」を読まなくても、見た目で分かること、つまり、書式、名前の書き方、印、紙の大きさや種類など、それぞれに興味深い意味があります。
そして、日本の中世、およそ平安時代の後期から安土桃山時代にかけては、政権や社会が大きく変わり続け、それに応じて文書も変化し、さまざまな文書が作られました。
国立歴史民俗博物館は、数千点に上るバラエティーに富んだ中世文書を収蔵していますので、それを生かして、中世を中心に日本の文書の歴史をたどります。
さらに、韓国や中国など東アジアの国々の文書と比べると日本の特徴がよく分かりますから、海外で作られた文書やその複製も使って、国際比較も試みます。
公文書のあり方が問われている今こそ必見。約260点の資料を通し、日本の文書の成り立ちが分かる「見て楽しむ古文書展」です。
会期 |
2018年10月16日(火)~2018年12月9日(日)
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会場 | 国立歴史民俗博物館 Google Map |
展示室 | 国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B |
住所 | 千葉県佐倉市城内町117 |
時間 |
9:30~16:30
(最終入場時間 16:00)
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休館日 |
月曜日 休日の場合は翌日が休館日となります |
観覧料 | 一般 830円(560円) 高校生・大学生 450円(250円) 小・中学生 無料
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.rekihaku.ac.jp/ |
5.0
教科書にも出てくる、有名な歴史上人物の書状を見ることができ、大変興味深かったです。
日本の中世は、政権や社会情勢によって、文書の様式が変化し、印鑑の数や押す場所も色々あって、ギャラリートークを拝聴したことで、さらに様々な視点で鑑賞することができました。
他国の文書と比較することで、日本の文書の特徴も、よくわかりました。
4.0
時代、時代の文書の形式の違いがわかったこと、実際の文書を見ることが出来て興味深かった。
印鑑の使い方も、黒、赤、押す所の違いがありおもしろかった。
4.0
中世文書の形式をアジア諸地域で比較することができる展示。展示室には250点以上の中世文書がずらりと並ぶ。これを「素敵!」と思うか、「えー、わかんない・・・」となるかは見学者次第。しかし、がんばって付き合っていくと、「ローマ字の印鑑カッコイイ」「これが、源義経の自筆。ヘー」など、愉しみが見つかってくる。第6章のアジア諸国との比較は、韓国などの博物館と協力体制で研究を行っている国立歴史民俗博物館しかできない展示だろう。歴博にはこれからも、ここでしかできない展示を期待している。また、名将の印鑑スタンプは歴史好きにはたまらない。
5.0
博物館は城跡に建っているらしく、堀に橋が掛かっており木々も多い。
来館時2時45分で閉館が4時30分だったので、時間がなくてじっくり見られなかった。なので主に書を中心に見ていった。
常設展も良い展示があって、西宮記は格式ばっていなく柔らかく雅な書だった。源氏物語 蓬生の仮名は、流麗で瀟洒な書だった。他にも沢山見事な書があり素晴らしい時間を過ごした。
他に変わった所で、版本群書治要 古活字版(銅活字)駿河版。徳川家康が作らせた銅活字印刷があったというのには驚かされた。
企画展の方は、公文書の変遷どんどん簡略化されていく。紙背文書の源義経の直筆、武将の戦功の証明書、土地の売り買いの証書等、興味深いものが多い。
しかし一番面白かったのは、有名な戦国武将の文書。信長・秀吉・家康はもちろん、北条・里見・伊達・武田・六角・大友・細川・毛利等々。じっくり見たかった。
ちょっと笑ってしまったのが、明の皇帝から秀吉への文書。日本の王と認めるから二度と朝鮮に攻めて来るな、というのがあって面白かった。
ミュージアムショップは、色々書籍やグッズ・食べ物が沢山があったが、ここも閉館時間が迫っているのでじっくり見れなかった。来館記念に怪談・妖怪コレクションストラップの中から化けねこを購入。志ん板 猫のふきや 歌川芳藤の化けねこをデフォルメしたもののようだ。
時間が無かったことが悔やまれるので、今度は余裕をもって来たいものだ。
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