この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「能登国」が成立したのは今からちょうど1300年前の奈良時代。7世紀後半の律令国家成立に伴い、養老2年(718)に越前国(福井県)より羽咋・能登・鳳至・珠洲4郡を分割、国として独立させたのがはじまりといわれます。
以降長い時間の経過の中、能登国では時代ごとに数多くの美術工芸の名品が制作され、またはもたらされました。
能登の文化を彩る数々の文物は多くの人びとによって大切に守り抜かれ、今も各所に受け継がれています。それらは往時のくらしや風俗などを現在の私たちにあまねく伝えてくれる、まさしく「無二の存在」といえるでしょう。
そして本年は、北陸における日蓮宗の名刹・瀧谷妙成寺(羽咋市)のシンボルである「五重塔」が元和4年(1618)、同地に屹立して以降、ちょうど400年という節目の年でもあります。
江戸時代の初め、加賀藩第三代藩主・前田利常(1594~1658)の生母寿福院(1570~1631)の発願によって建立された五重塔。その豪壮かつ優美な姿は寿福院の篤い信仰心とともに、加賀藩前田家の優れた「文化力」を余すところなく示す、貴重な文化遺産にほかなりません。
そこで本展では「能登立国1300年」および「妙成寺五重塔建立400年」の記念として、妙成寺が所蔵する貴重な美術工芸品や歴史史料などを中心に、他の能登地方ゆかりの文化財などを加えて展示。
能登七尾出身で桃山時代に大活躍した絵師・長谷川等伯(1539~1610)や「長谷川派」絵師の作品などもあわせ、計22点を紹介予定です。
◆「山紫水明」も同時開催します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年9月22日(土)~2018年10月21日(日)
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響による施設設備の点検・整備のため、当面の間、臨時休館
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会場 | 石川県七尾美術館 Google Map |
住所 | 石川県七尾市小丸山台1-1 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 9月25日(火)、10月9日(火) ※9月24日(月)、10月8日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 500円(400円) 大高生 350円(300円) 中学生以下 無料
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TEL | 0767-53-1500 |
URL | https://nanao-art-museum.jp |
石川県七尾美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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