この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
戦前、戦後をとおして活躍した洋画家・向井潤吉(1901-1995)は、1945年以降、日本各地を訪ね歩き、失われゆく草葺屋根の民家を描くことにその後半生を捧げました。
世界遺産となった白川郷の「合掌造り」や、雪深い地方の特徴的な屋根をもつ「兜造り」、母屋と馬屋がL字の形をかたちづくる「曲がり家」など、約40年間におよぶ旅の中で、向井は各地の特徴的な民家の数々を描きました。
向井潤吉の作品には、こうした民家の造形美が、周囲の自然と一体感をもって表現されています。また、そこで暮らす人々の息づかいをも感じ取ることができます。
「民家はその生まれた土地を動かずに、生活や自然環境と密着してこそ初めて美しい」(「よみがえる民家」『東京新聞』1973年3月28日)と語った向井は、民家のある風景をとおして風土の美を感じとり、描きあらわそうとしたといえるでしょう。
本展では、向井潤吉の民家シリーズを中心に、油彩、水彩作品をあわせて約40点ご紹介します。旅する画家が追い求めた、風土のかたちの数々をお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年9月8日(土)~2019年3月17日(日)
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会場 | 世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館 Google Map |
住所 | 東京都世田谷区弦巻2-5-1 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 9月18日(火)、9月25日(火)、 10月9日(火)、12月25日(火)、 2019年1月15日(火)、2月12日(火) 年末年始(12月29日~1月3日)、 ※月曜日が祝・休日と重なる下記は開館 9月17日(月・祝)、9月24日(月・振替休日) 10月8日(月・祝)、12月24日(月・振替休日) 2019年1月14日(月・祝)、2月11日(月・祝) |
観覧料 | 一般 200円(160円) 大高生150円(120円) 65歳以上/中小生100円(80円)
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TEL | 03-5450-9581 |
URL | http://www.mukaijunkichi-annex.jp/ |
世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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