5.0
広重ファンおすすめ!!
昨今の北斎ブームですっかり下火になっていたような広重ですが、今回の展示も楽しみました。
なんといっても太田さんは前後期で全点展示替えしてくださるので、一気に二倍の展示が!!それも無駄な解説やキャプションがないので、自分の目で見て
確かめて、じっくり味わえる展覧会です。
今回も通常の五十三次以外にも隷書版があったりと楽しいです。
後期も見に行くつもり!!
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 309 の美術館・博物館と 604 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
日本各地の風景を叙情豊かに描いた浮世絵師、歌川広重(1797~1858)。
「東海道五拾三次之内」や「名所江戸百景」といった代表作は、日本のみならず海外でも広く知られています。
今年2018年は、広重が亡くなってから160年にあたる節目の年。太田記念美術館ではそれを記念して、広重の画業の全貌を紹介する展覧会を開催します。
◆ 9月6日は広重の命日。今年は没後160年。
広重が亡くなったのは安政5年(1858)9月6日。墓所である東岳寺(東京都足立区)では毎年法要も営まれています。その命日に重なるよう、没後160年記念展を開催します。太田記念美術館のコレクションの中でも、最も点数が多いのが広重の作品。その中から、代表作である「東海道五拾三次之内」や「名所江戸百景」を含め、選りすぐりの広重の名作を紹介します。太田記念美術館では13年ぶりに開催される大回顧展となります。
◆ 名品から珍品まで、広重の全貌に迫る。
広重の代表作と言えばもちろん風景画ですが、広重は美人画や花鳥画、戯画など、さまざまなジャンルの浮世絵を描いています。普段は紹介されることの少ないこれらのジャンルの作品も含め、200点以上展示します(前後期で全点展示替え)。もしかしたら、広重のイメージが変わるかも知れません。
◆ ハロウィンの元祖?
10月と言えば、ここ数年人気の高まっているハロウィン。広重の作品の中に、ハロウィンの仮装パーティーの元祖では?と思うような人が描かれています。大勢の人たちでにぎわう中、タコの着ぐるみを着ている謎の男性。実はこの作品、二十六夜待ちという江戸時代の行事を描いたもの※です。
※画像11枚目、歌川広重「東都名所 高輪廿六夜待遊興之図」(太田記念美術館蔵)
二十六夜待ちとは、旧暦7月26日の夜、月の出を拝もうという行事のこと。芝高輪の海岸付近では、茶屋や船の上で宴会を開きながら、月の出を待つ人で溢れていました。
タコの着ぐるみを着ている男性は、俄(にわか)という、素人たちが即興で踊りや芝居をするグループの一人なのです。俄では仮装をすることが多く、タコの男性の隣には漁師に扮した男性がいます。もちろんハロウィンと直接のつながりはありませんが、江戸時代の人々も仮装を楽しんでいた様子がうかがえます。
ちなみにこの作品、寿司屋、天ぷら屋、蕎麦屋など、庶民たちに親しまれた屋台の様子が描かれているのも特徴です。江戸のグルメ文化を知る上でも面白い作品と言えるでしょう。
会期 |
2018年9月1日(土)~2018年10月28日(日)
|
---|---|
会場 | 太田記念美術館 Google Map |
住所 | 東京都渋谷区神宮前1-10-10 |
時間 | 10:30~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 9月3日、10日、18日、25日~28日 10月1日、9日、15日、22日は休館 |
観覧料 | 一般 1,000円 大高生 700円 中学生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/2018/utagawahiroshige160 |
5.0
昨今の北斎ブームですっかり下火になっていたような広重ですが、今回の展示も楽しみました。
なんといっても太田さんは前後期で全点展示替えしてくださるので、一気に二倍の展示が!!それも無駄な解説やキャプションがないので、自分の目で見て
確かめて、じっくり味わえる展覧会です。
今回も通常の五十三次以外にも隷書版があったりと楽しいです。
後期も見に行くつもり!!
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都渋谷区で開催中の展覧会