5.0
大阪は空いていた
ゆっくり観たく大阪でも観賞。
上野にて混雑でとばしてみるしかなかった展示も落ち着いて観る事ができ満足。
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独特の構図で世界中の人々を魅了し続けてきた20世紀を代表する奇想の版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898-1972年)。
実際にありそうで、現実にはない風景を描いた《滝》(1961)や、ぐるぐると歩いているかのようでつながっていない《相対性》(1953)など、エッシャーの不思議で唯一無二の“ミラクル”な作風は世界中の人々を魅了し続けています。
本展は、代表的な“トロンプ・ルイユ(だまし絵)”の作品に加え、初期に制作された作品、さらにその版画制作に使用された木板や直筆のドローイングが加わった約150点で構成されます。
出展作品は世界最大級のエッシャー・コレクションを誇るイスラエル博物館が所蔵する貴重なコレクションで、日本初公開となります。
会期 |
2018年11月16日(金)~2019年1月14日(月・祝)
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会場 |
あべのハルカス美術館
![]() |
住所 | 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階 |
時間 |
10:00~20:00
(最終入場時間 19:30)
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休館日 |
11月19日(月)、26日(月) 12月31日(月)、2019年1月1日(火) |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 大学生・高校生 1,000円(800円) 中学生・小学生 500円(300円) 小学生未満 無料
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TEL | 06-4399-9050 |
URL | https://www.aham.jp/exhibition/future/escher/ |
5.0
ゆっくり観たく大阪でも観賞。
上野にて混雑でとばしてみるしかなかった展示も落ち着いて観る事ができ満足。
5.0
私がエッシャーを知ったのはいつだったろうか?
多分、ブルーノ・エンストという人が書いた『エッシャーの宇宙』(1983年)という本が切っ掛けだったと思う。
定価3000円と当時の私には(いや今でも)高額であったし、画集では無く研究書だったので、敷居が高い。
でも、興味がある・・というので立ち読みか図書館で借りたような気がするが、定かでは無い。
ただ、緻密なタッチと、無限回廊のような独特のだまし絵等に魅了されていた。
思えば、小さい頃大好きだった絵本が安野光雅さんの「ふしぎなえ」。
これは安野さんがエッシャーに影響されて描いた絵本であり、デビュー作でした。
その昔、ハウステンボスに旅行に行った時も、お目当てだったのは「ミステリアス エッシャー」。
あ・・なんだ、結構私エッシャーが好きなのね。。
エッシャーと言えば
・ 平面の生則分割による連続するパターンとその変化によるイメージ
・ 球面や鏡面に映る世界のイメージ
・ 歪んだ遠近法のイメージ
・ あり得ない立体イメージ
・ 多面体によるイメージ
などに分類されるように、『奇想の版画家』や『視覚の魔術師』などと呼ばれております。
当然それがエッシャーの真骨頂であり、今回の美術展でもそれらのほぼ代表作が網羅しております。
なんと言っても目玉は巾4メートルの大作版画「メタモルフォーゼII」。これには圧倒させられました。
他にも教科書でおなじみの「描く手」や「滝」といった、観たかった版画のオンパレード。
しかし、その中にあってやはり彼が白眉の版画家と知らしめるのが、風景版画の数々。
カストロバルバは1930年に風景絵画の最高傑作と言われ、彼の初期版画でも傑出の作品です。
これには視覚の魔術やだまし絵の要素は全くない。
ため息が出るぐらいに緻密な線描と版画技術があるだけです。
そして、その緻密さをも封印したかのようで、ありながらじつは超緻密。
今回の展示で最も私を震撼させた作品が『海の微光』。
エッシャーにしては地味な夜の絵ですがなんとも美しい。月明かりと潮騒。
夜風の心地よさまで体感できる一品でした。
4.0
お正月休みで 子供連れなど かなりの混雑でした。
おなじみ 錯覚や分割の作品をはじめ、風景も素晴らしく、様々な技法の作品を楽しめました。
気付かない方もいらっしゃったのではないでしょうか?
チラシやチケットに印刷された相対性などが展示されているボードの下のカーペットがエッシャーの鳥の連続柄です。
踏まれてかなり色が落ちています。多くの会場を巡ったのでしょう!沢山のファンの感動がそこに残ったと思いました。
4.0
エッシャーといえば錯視絵、と思って見に行くと、いい意味で裏切られます。特に風景画をかなりの量製作しており、夜の表現が印象的でした。
もちろん、たくさんの錯視絵を、直に見られ、既視感があっても、やはり立ち止まって見続けてしまう、表現の力を感じました。
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