この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本展は、埼玉県在住の木原眞人氏が所蔵する近代日本画コレクション「木原文庫」の魅力を紹介する展覧会です。
木原氏は、少年期より近世・近代の文学に親しみ、職を得た後に、この時代の文学者の書跡や資料を収集し始めました。やがて日本画の線描の精妙さ、美しさに惹かれ、近代日本画、とりわけ美人画を多く収集するようになり、それが「木原文庫」と称されるようになりました。
第1部では木原文庫の粋である美人画の数々を紹介します。江戸情緒を色濃く残す繊細な女性表現を得意とした鏑木清方(かぶらききよかた)や、大阪で活躍し、艶麗な美人画で知られた女流画家の島成園(しませいえん)の作品を中心に、江戸期から昭和期に至るさまざまな美人画を紹介しつつ、日本画における女性表現の魅力を探ります。
また、木原文庫には美人画のみならず、近代日本画の優品も多く含まれています。第2部として、明治、大正期の日本画の名手として知られる 横山大観、竹内栖鳳 、冨田溪仙らの風景画や花鳥画などにより、彼らが形成した近代日本画の大きな流れを辿ります。
なお、木原氏は実は岩手とは縁の深い人物でもあります。今回、東北では初めて木原文庫を紹介する機会となりますが、木原氏が「第二の故郷」とする盛岡での本展開催にあたり、未公開の絵画作品や文学資料、そして刀剣なども特別にご出品いただきます。
コレクションから選りすぐりの約100点の作品を通じ、コレクターの美意識に触れながら、上品で優美な「木原文庫」の世界をご堪能ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年6月30日(土)~2018年8月19日(日)
|
---|---|
会場 | 岩手県立美術館 Google Map |
住所 | 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 |
時間 | 9:30~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 7月17日(火) ※7月16日、8月13日は開館 |
観覧料 | 一般 1,100円(900円) 高校生・学生 600円(500円) 小学生・中学生 400円(300円)
|
TEL | 019-658-1711 |
URL | http://www.ima.or.jp/exhibition/temporary/20180630.html |
岩手県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
岩手県で開催中の展覧会