この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
中村忠二(なかむらちゅうじ 1898~1975)は、現在の兵庫県姫路市に生まれ、20歳で上京。各地を転々としながら制作を続け、晩年の20年間を練馬区貫井で過ごした作家です。
1919年日本美術学校に入学しますが翌年退学、水彩連盟展や光風会、国画会に出品しながら洋画団体「歩人社」や「トアル社」などを結成し、精力的に活動を続けました。
交流のあった画家・水波博の影響を受けモノタイプ(ガラスや金属に描画して紙に転写する版画技法)の研究を始め、忠二でなければできないといわれるほどの大作も生み出しました。また詩画の制作にも精力的に取り組み、『蟲たちと共に』『秋冬集』など、生前5冊の詩画集を自費出版しています。
自身の絵を前に涙を流す忠二に、妻であり画家であった伴敏子がどうしたのかと尋ねたところ「見ろよ、いい絵だなあ、こんないい絵が描けた時に、泣けないやつがあるかしら」と答えたといいます。
切り詰めた生活の中、自身の全てをかけ、しがみつくように日々作品に取り組んだ忠二。一見強く激しい筆致を見せながらも、その繊細で叙情豊かな作品世界は、今もなお多くの人をひきつけています。
2018年は生誕120年に当たり、ゆかりの地では初めての展覧会となります。初期の油彩画から、水彩画、版画、詩画まで、約80点を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年6月22日(金)~2018年7月29日(日)
|
---|---|
会場 | 練馬区立美術館 Google Map |
住所 | 東京都練馬区貫井1-36-16 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 7月17日(火)は休館 ※7月16日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 300円 高・大学生および65~74歳 200円 中学生以下および75歳以上 無料 障害者(一般)150円 障害者(高校、大学生)100円 団体(一般)200円 団体(高校、大学生)100円 ぐるっとパスご利用の方無料(年齢などによる割引の適用外になります)
|
TEL | 03-3577-1821 |
URL | https://www.neribun.or.jp/museum.html |
練馬区立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都練馬区で開催中の展覧会