こどもとおとなのアツアツこうげいかん

国立工芸館

  • 開催期間:2018年6月19日(火)~2018年8月26日(日)
こどもとおとなのアツアツこうげいかん 国立工芸館-1
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田嶋悦子《Cornucopia 02-XI》 2002年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓
高橋禎彦《つぶつぶの瓶》 2010年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓
エミール・ガレ《藤文花瓶》 1900-04年頃 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓
増田三男《金彩壺 爆ぜる》 1997年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓
寺井直次《夕顔書類箱》 1957年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓
森口華弘《古代縮緬地友禅訪問着 四季の香》 1959年 東京国立近代美術館蔵
生野祥雲斎《竹華器 怒濤》 1956年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓
十三代今泉今右衛門《色鍋島薄墨石竹文鉢》 1982年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

日常からスペシャルな場まで、気づけば私たちの日々はいつも工芸とともにあります。

たとえばお気に入りの湯呑茶わん。立ちのぼる湯気を吹きながらお茶をすすれば人心地がつき、しっくりとなじむ肌合いもくつろぎの時間を演出します。

ありふれた情景に置かれたごく身近なもの。しかし、とりたてて疑問も抱かずに親しんできたそれには、なかに注いだお茶の数十倍もの温度をくぐりぬけた過程があります。

そして窯(かま)のなかで焼くあいだもその前の成形のときも、圧力に抗し、同時にその力をボディのうちに取り込んでいる。そんなことを感じながら手に取ると、今までよく知っていたはずのものごとがちょっと違って見えるかもしれません。

工芸制作の現場をのぞくと、この温度と力のかかり具合が決め手となっているものが少なくないのに気づきます。ジャパンブルーとも呼ばれる藍染(あいぞめ)の青を染めるには、藍の葉っぱを発酵(はっこう)させたスクモを使うのですが、発酵床の熱は70度以上になることもあるのだとか。

また、染料液につける前に布の一部をギュッと押さえておくとさまざまな模様があらわれますが、これは絞り染と呼ばれる染め方で、正倉院宝物にも伝わる古い技法です。

一方、軽くて丈夫な白竹のカゴの色ツヤは、煮るか火であぶるかして油を抜き、そのうえ日光にさらして青から変化させた結果。なおも息づくしなやかさが許すギリギリまで押し曲げては組んでいき、パン!と戻ろうとする力でお互いを押さえ込む、それがカゴといういれもの空間を作っているのです。

澄ました顔してそこにある工芸のなんとドラマチックなこと!今回は「熱」と「圧」を切り口として、アツアツなのにクールな工芸観に迫ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年6月19日(火)~2018年8月26日(日)
会場 国立工芸館 Google Map
住所 石川県金沢市出羽町3-2
時間 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日 月曜日 
7月17日(火)
※7月16日は開館
観覧料 一般 250円(200円)
大学生 130円(60円)
  • ※無料観覧日
    7月1日(日)、8月5日(日)
    ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会、賛助会員(同伴者1名まで)MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)、キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
    ※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、会員証、社員証、障害者手帳を要提示
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttp://www.momat.go.jp/cg/exhibition/kids_adults2018/

国立工芸館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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田嶋悦子《Cornucopia 02-XI》 2002年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓

高橋禎彦《つぶつぶの瓶》 2010年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓

エミール・ガレ《藤文花瓶》 1900-04年頃 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓

増田三男《金彩壺 爆ぜる》 1997年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓

寺井直次《夕顔書類箱》 1957年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓

森口華弘《古代縮緬地友禅訪問着 四季の香》 1959年 東京国立近代美術館蔵

生野祥雲斎《竹華器 怒濤》 1956年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓

十三代今泉今右衛門《色鍋島薄墨石竹文鉢》 1982年 東京国立近代美術館蔵 撮影:斎城 卓

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