この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1945年8月6日に原爆で被爆した人たちの遺品から肌身に直接触れたものを中心に選び、撮影し続けている石内都。
一方、いわさきちひろは広島の原爆で被爆した子どもたちの作文に絵をつけた本『わたしがちいさかったときに』を手がけている。
ふたりの女性芸術家がとらえた「ひろしま」を起点とした作品が共鳴する。
◆コラボレーション作家
石内都(いしうちみやこ)
群馬県桐生市生まれ。2005年母の遺品シリーズ「Mother’s 2000-2005 未来の刻印」ヴェネチア・ビエンナーレ日本代表展示。2008年広島市現代美術館で広島原爆資料館に収蔵されている遺品を作品化した個展「ひろしま- Strings of Time」発表。メキシコのフリーダ・カーロ博物館に保管されているフリーダ・カーロの遺品の撮影をする。2015年ロサンゼルス、J・ポール・ゲッティ美術館、「横須賀」から「ひろしま」まで個展「Postwar Shadows」。「Frida is」銀座・資生堂ギャラリーにて個展。2017年12月9日から2018年3月4日まで横浜美術館にて個展「肌理と写真」にて最新の「ひろしま」を展示。
◆作家からのメッセージ
ちひろとひろしま
想いえがくイメージというものがある。その大半は与えられた情報にいくらでも左右され、一方的なイメージにかたまってしまう。それは違うかもしれないと気付くことが最近多い。そのひとつがいわさきちひろである。彼女の絵本はかわいらしく、やさしく、美しい線と色彩で描かれていて、私とは接点がないと思っていた。
しかし現実はそうではなく、生誕100年記念の年に「ひろしま」が呼ばれたことで、いわさきちひろを何も知らなかったことがはっきりする。
知らない世界を知る喜び、新しい発見の驚き、無知を知る楽しさ。ちひろ美術館での「ひろしま」の展示は今までのどこの美術館とも違う空気の中で、未来へ向けた希望の場として大きな広がりを予感する。そしていわさきちひろは母と2歳違いであることもわかる。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年5月12日(土)~2018年7月16日(月・祝)
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会場 | 安曇野ちひろ美術館 Google Map |
住所 | 長野県北安曇郡松川村西原3358-24 |
時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 第2・4水曜日 |
観覧料 | 大人 800円 高校生以下無料 |
TEL | 0261-62-0772 |
URL | http://www.chihiro.jp/azumino/ |
割引券 | https://chihiro.jp/foundation/contact/surveyform/ |
安曇野ちひろ美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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