4.0
いつもの浮世絵とちょっと違う、面白い見方です
通常の書き手(絵師)にこだわった展覧会ではなく、また人物やシリーズに特化して集めたものでもなく、「波」「水」「海」といったものだけを集約した展覧会です。こんなテーマってめったにないかも??
北斎の描く波の形や波しぶき、皮の流れ、水の映りこみなど、単純な青だけでなく工夫された摺り形や表現がとても面白いです。
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北斎の代表作の一つに「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」があります。この作品は「グレートウェーブ」の愛称で今や世界中で愛されています。
北斎は、このダイナミックな波をはじめ、さまざまな水の表情を描いた作品をのこしています。変化する水の姿をとらえるのは難しいものですが、北斎はその一瞬の姿を描き出しました。刹那の水の動きを表現した作品の数々は、北斎の鋭い観察眼や、幅広い画法の学習の痕跡などを物語ります。北斎がこのように水を描くことができたのは、水の都すみだで暮らし、日々隅田川をはじめとする水の動きをみつめていたからかもしれません。
本展は、北斎とその一門の描く変幻自在な水の姿を展示します。命を宿しているかのように、うごめき、波立ち、きらめく北斎の描いた水が一堂に会するさまは、まさにウォーターワールド!北斎ならではの奇抜な構図にも驚かされます。
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を全期間で展示するほか、各地の滝をテーマとした「諸国瀧廻り」シリーズ全点を前後期に分けて展示します。その他にも、選りすぐった館蔵品で、北斎一門の描く多彩な水の表情をお楽しみいただきます。
真正の絵師になることを願い続けた北斎が、水をどのように描き出したのか、じっくりご覧下さい。
会期 |
2018年4月24日(火)~2018年6月10日(日)
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会場 | すみだ北斎美術館 Google Map |
住所 | 東京都墨田区亀沢2-7-2 |
時間 | 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 1,000 円(800円) 高校生・大学生 700円(560円) 中学生 300円(240円) 65歳以上 700円(560円) 障がい者 300円(240円)
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TEL | 03-6658-8936 |
URL | https://hokusai-museum.jp/ |
4.0
通常の書き手(絵師)にこだわった展覧会ではなく、また人物やシリーズに特化して集めたものでもなく、「波」「水」「海」といったものだけを集約した展覧会です。こんなテーマってめったにないかも??
北斎の描く波の形や波しぶき、皮の流れ、水の映りこみなど、単純な青だけでなく工夫された摺り形や表現がとても面白いです。
5.0
北斎の中でも最も影響を受けた「木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝」が展示されていました。
最初に観たのは学生のころでしたが、いつ観ても衝撃を受けます。
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